ドコモから格安SIMへ乗り換える方法(MNP)を徹底解説


ドコモから格安SIMへ

「格安SIMに換えたら安くなる」っていうけど、「何か乗り換えるのが不安だな~」という人も多いのではないでしょうか。

ドコモではインターネットでの手続きはなくドコモショップに行って契約の旨を伝えるだけだったのが、格安SIMでは良くも悪くも手続きがインターネットで完結します。

もちろんイオンモバイルなど店舗を持っている格安SIMもありますが、基本的にはインターネットでの申し込みが大半です。

ここでは、乗り換えたいけど不安がある方に向けて、少しでも乗り換えの不安が和らげばいいなと思って乗り換えの手順や注意点を解説していきます。

はじめに「ドコモから格安SIMへの乗り換えの事前準備編」を説明したのち実際の乗り換え手順を4ステップに分けて説明していきます。

乗り換え事前準備編ー損しない乗り換えのための極意ー

準備なくして成功なし。準備を怠らなければすんなりと乗り換えることができます。格安SIMへ後悔のない乗り換えを行いましょう。

1.更新月を把握しておくこと

ドコモで契約している多くのひとは「2年縛り」されています。

2年間の契約を条件として、大幅な値引きを行う代わりに2年の途中で解約すると、違約金(解約金)を払わせるという仕組みです。解約金の料金は下記の通りです。

契約解除料金:9500円

結構、高いんですよね。

ただ、2年毎に更新月と言われる月が2カ月あり、その2カ月の間に解約を申し出れば解約金がかかりません

下の図を例に説明すると、2018年1月に契約を開始して2年間経った2020年1月で契約月満了となります。ですので、その翌月の2020年2月と翌々月の2020年3月なら解約金がかかりません。

二年縛り

できることなら解約料がかからない更新月に乗り換えたいですね。

でも「更新月までまだ1年以上あって格安SIMに乗り換えるか悩んでいる」という方は、さっさと格安SIMに乗り換えることをおすすめします。

例え解約料を払っても、月々の料金が圧倒的に安くなるのでトータルでは格安SIMの方がオトクになる可能性が高いです。

2年契約の更新月の確認方法

更新月の確認方法は2種類あります。インターネットで確認する方法と電話で確認する方法です。

●インターネットで更新月を確認する場合

My docomoにログインする→画面右上の”お客様サポート”をタップ→”契約内容確認などオンライン手続き”をタップ→”ドコモオンライン手続き”をタップ→ネットワーク暗証番号を入力(確かデフォルトは0000)して”ログイン”をタップ→”ご契約内容確認・変更”をタップ→2ページあたりにご契約プランの見出しがあるので、その下の”契約満了月は20××年△年です”を確認

「契約満了月は20××年△月です」その△月でちょうど2年ということになります。

ですので、解約料がかからない月はその△月の翌月と翌々月となります。

●電話で更新月を確認する場合

ドコモへ直接で下記の番号へ電話することで更新月を確認できます。

  • ドコモの携帯からかける場合:151
  • その他の携帯からかける場合:0120-800-000

ただし、電話の場合、混みあっててなかなかつながらない場合が結構多いです。何分も待たされる可能性が高いです。通話料金はかからないので良いですが、待つのがイヤな方はインターネットで確認する方がベターかと思います。

注意:端末購入サポート利用中の解除料が40000円!

ドコモでは、新機種を購入する際に基本的に月々サポートか端末購入サポートのどちらかが適用されます。簡単に月々サポートと端末購入サポートの違いを説明します。

月々サポートとは、「購入機種毎に設定された金額を24カ月間毎月割り引いていくれるサービス」のことです。

端末サポートとは、「初めに端末代金から割引をしてくれるサービス」のことです。

端末サポートは、はじめにどかんっと大きく割引をしてくれるのですが、規定の利用期間が定められています。

購入月の翌月を1か月目とカウントして12カ月間は、解除料金が発生するのです。

なんとその額約40000円!。

もしも端末サポートを利用していて12カ月以内の方は、解除料が発生してしまいますので、格安SIMへ乗り換えるタイミングではありません。

さすがに40000円を一括で払いたくはないですよね。格安SIMへ乗り換えるタイミングを見計らいましょうね。

2.乗り換え料金を知っておくこと

ドコモから格安SIMへ乗り換える(MNP)際に、転出する際に2000円の手数料が発生します。転出というのは電話番号を外に持ち出すという意味です。

さらに乗り換え先の格安SIMでも事務手数料として3000円がかかります。

つまり、合計5000円(税抜き)が乗り換えを行う際に手数料として発生します。

もしも更新月以外でドコモを解約した場合はさらに9500円の解約料も加算されることになるので、最大14500円の手数料が必要になります。

さらに、端末購入サポート期間中であれば+4万円を支払う必要があります。

乗り換えをする際にはこれだけの料金がかかるということを覚えておいてくださいね。

3.クレジットカードをつくっておくこと

格安SIMで契約するにはクレジットカードがほぼ必須です。口座振替をできる格安SIMもありますが、選択肢が狭くなっちゃうので作れる方は作っておいた方が良いでしょう。

関連記事「口座振替できるクレジットカード不要の格安SIM

クレジットカードは下記の楽天カードがおすすめです。審査がゆるいですし、楽天でショッピングする際にポイントが加算されます。検討してみてください。

4.dポイントは使い切る

「dポイント」って知っていますか。

ドコモに携帯料金を支払っているといつの間にか結構なポイントが貯まっていたりします。1000円で10~100ポイント貯まります。

そのdポイントも解約するとすべて消えてなくなります。

解約する前にポイントは使い切っちゃいましょう。

dポイントの使用用途についてはこちらのページを参考してください。

5.スマホを引き続き使うならSIMロック解除する

ドコモで使用していたスマホを格安SIMでも引き続き使用したいのであればSIMロックを解除してSIMフリーの端末にすることをおすすめします。

関連記事「SIMロックを解除して現在のスマホ端末を引き続き使用しよう

SIMロックを解除しなくても使用できるケースはありますが、解除しておくと下記のメリットがあります。

  • どの格安SIM業者でも使用できる
  • 中古で売る際もSIMフリー端末の方が高く売れる 

幸い、ドコモ回線を使用している格安SIM業者はたくさんありますので、SIMロック解除しなくても、そのまま現在のスマホを使える可能性は高いです。

SIMロック解除が難しいようなら、ドコモ回線を利用している格安SIM業者の中から選択すれば、現在のスマホを引き続き使用することができます。

関連記事「ドコモ、au、ソフトバンクの回線を借りている格安SIM(MVNO)一覧まとめ

6.Gmail のメールアドレスをつくる

ドコモから格安SIMへ乗り換えると、ドコモで使用していたメールアドレス(***@docomo.ne.jp)が使用できなくなります。

長年、ドコモのメールアドレスを使用していた方からすると名残り惜しい感じがするでしょうが、ここはきっぱり、新しいメールアドレスをつくりましょう。

新しいメールアドレスは、Gmailをおすすめします。

googleが提供しているメールアドレス(***@gmail.com)ですね。

Gmailであれば、スマホからだけでなく、パソコンやタブレットなどあらゆる端末からメールをチェックできるようになります。

中にはフリーのメールアドレスはセキュリティが心配という方もいますが、Gmailのセキュリティレベルはかなり高いので安心してください。2段階認証機能を有効にしておけばパスワードを知られたとしてもログインすることは困難です。

7.契約する格安SIMを選定

当然ですが、契約する格安SIM業者を選定しなければいけません。

すべての人に「コレが当ブログおすすめの格安SIMです!」とご紹介したいところですが、使用用途によっておすすめする格安SIMは変わってきます。

格安SIMの選定には下記の記事を参考にしてくださいね。

■合わせて読みたい記事:使用用途に応じたおすすめの格安SIM

一般的な使い方をする方へおすすめの格安SIM!当ブログ独自ランキングで丸わかり!

データ通信をたくさんする方へおすすめの格安SIM!当ブログ独自ランキング!」

電話をたくさんする方へおすすめの格安SIM!当ブログ独自ランキング!

SNSしかほとんど使わない方へおすすめの格安SIM!当ブログ独自ランキング!

ドコモで使っていたスマホ端末を引き続き使用しない場合は、格安SIM会社でも購入することができます。ただし、格安SIMによって取り扱っているスマホ端末が異なりますので注意してください。

スマホ端末は格安SIM会社の公式ホームぺージにアクセスしてチェックしてくださいね。

iPhoneを使いたい方はこちらの記事を確認してくださいね。

■合わせて読みたい記事

iPhoneをできるだけ安く持ちたい!格安SIMでiPhoneを使う方法を徹底的にまとめたよ【図解】

ドコモから格安SIMへ!乗り換え(MNP) 4STEP解説

事前準備編が長くなってしまいましたが、この事前準備を怠ると、後から後悔したり、手続きがスムーズに進まなかったりするので、しっかりチェックしてくださいね。

では、本題のドコモから格安SIMへ移行する手順を解説していきます。

STEP1:ドコモからMNP予約番号を受け取る

「ところでMNPって何なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。MNPというのは番号ポータビリティのことで、携帯電話会社を変更する際に電話番号をそのまま引き継ぐための制度です。

現在ドコモで使っている電話番号をそのまま格安SIMで使うにはこのMNPが必須です。

まずは、ドコモからMNP予約番号をもらう必要があります。予約番号を貰う方法は下記の3つです。

❶インターネットでもらう

My docomoにログインして、ドコモオンライン手続きから申し込むことができます。オンラインだと24時間手続きができるのでおすすめです。

❷電話でもらう

ドコモの携帯電話から番号「151」にかけて音声ガイダンスに従ってください。途中でオペレータにつながれ、暗証番号を答える必要があります。受付時間は9時~20時までとなります。

❸ドコモショップでもらう

ドコモショップに直接言って、「MNPしたいので予約番号ください」と言えば、予約番号の書いた紙をもらうことができます。

以上のような方法で予約番号を受け取ることができます。

ただし、MNP予約番号には期限があります。

MNP予約番号の期限は、15日以内と定められています。この期限が過ぎると再度MNP予約番号を発行してもらう必要が出てきます。

ですので、MNP予約番号をゲットしたら、速やかにSTEP2に進みましょう。

STEP2:MNP予約番号を使って格安SIMに申し込む

事前準備で選定した格安SIMに申し込みを行います。

格安SIMの申込み直前に下記の準備をしてください。

  • 本人確認書類の準備(運転免許証など)
  • 登録するクレジットカードの準備

本人確認書類について

本人確認書類は、運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバーカードなどのうち、最低1点が必要なことがほとんどです。

運転免許証やマイナンバーカードがあれば、1枚で本人確認できますが、健康保険証などですと、もう1点要求される可能性があります。多いのは住民票や公共料金の領収書などですね。

準備した本人確認書類はスキャンするか、もしくは、カメラで撮影しておきます。最近は、カメラがきれいなので、わざわざスキャンしなくても、カメラ撮影で大丈夫です。

スキャン(撮影)した写真は、申し込みの過程でアップロードすることになります。

料金プランは「音声通話プラン」を選ぶこと

格安SIMの料金プランには大きく分けて「データ通信プラン」と「音声通話プラン」があります。

「データ通信プラン」での呼び方はいろいろで「データ通信SIM」や「データSIM」など様々です。同様に「音声通話プラン」も「音声SIM」「通話SIM」など呼ばれることもあります。

MNPを行う場合は、迷わず「音声通話プラン」を選んでくださいね。データ通信プランだと、080/090の電話番号を持つことができません。

音声通話プランとデータ通信プランの違いについての詳細を知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね。

関連記事「音声通話SIMとデータSIMの違い【3分丸わかり】

SIMカードのサイズは間違えないように気をつけて

また、申し込みの際にSIMカードのサイズを選択する箇所があります。

現在持っているスマホ端末を引き続き使用する場合はSIMカードのサイズを確認してください。SIMカードのサイズには、microSIMやnanoSIMがあります。

おそらく、最近のスマホ端末であればほとんどがnanoSIMだと思いますが、念のため確認したほうがよいでしょう。

スマホ端末の機種名とSIMのサイズをgoogleで検索すればすぐに適したSIMカードのサイズがわかると思います。

SIMカードのサイズは横着せずにしっかり確認して間違えないようにしてくださいね。

以上のような注意点はありますが、基本的には格安SIMの公式サイトからフローに沿って申し込めば問題ありません。

STEP3:3~5日ほどで格安SIMからSIMカードが自宅に届く

申し込みが無事に完了して、およそ3~5日ほど経つと自宅に書類とSIMカードが届けられます。この間は、まだドコモの契約が続いていますので、通話やインターネットは普通に使用できる状態です。

まずは、SIMカードを使用する端末に装着しましょう。ドコモで使用していたスマホを引き続き使用する方は、SIMカードを入れ替えることになります。

新規にスマホ端末を購入された方は、スロットを開けてSIMカードを挿入してください。

SIMカードの装着の仕方についてはネットで調べれば写真付きで丁寧に教えてくれているので大丈夫だと思います。専用のピンがなければ、針とかでもSIMスロットを開けることができますよ。私もピンがなくて困ったことがあったので。。。

STEP4:届いた書類に従って開通手続きを行う

SIMカードを装着したら、同封されていた書類に従って回線の切り替え手続きを行っていきます。

少しわかりにくいかもしれませんが、手順通りやれば上手くいくと思います。もしもわからないとこがでてきたら、「格安SIMの名前+回線手続き」で検索して詳細な手順を確認してみましょう。

そうこうして、格安SIMでの回線手続きが終了すれば自動的にドコモの契約は解約となります。

ドコモの解約は、この瞬間に完了しますのでこの後は一切ドコモのSIMカードは使用することができません。さようならドコモ。。。ということです。

まとめ

これで晴れて、格安SIMによるスマホ生活が始まります。

4STEPに分けてドコモから格安SIMへの乗り換え(MNP)方法を説明しましたがいかがでしたか。

やってみると案外あっけなく、手続きが終わってしまいます。はじめは不安かもしれませんが、この記事で書いた注意点さえ確認しておけば、すんなりと乗り換えできるはずです。

どの格安SIMを選べばいいのか迷っているかたは、当ブログの記事を参考に選んでいただけると幸いです。