IIJmioの評判は?特徴や評価を含めて徹底検証【最新まとめ】


まず、IIJmioの呼び方ですが、アイアイジェーミオと呼びます。聞きなれない方も多いかと思いますが、IIJmioは、株式会社インターネットイニシアティブという東証一部上場企業が運営している格安SIM(MVNO)です。
 
2016年10月01日からは、ドコモ回線だけでなく、au回線も利用できるようになって、ますますサービスが充実してきている注目の格安SIMです。
このページを読めばIIJmioの全てがわかるように、極力わかりやすく、まとめました。もし、わからないところがあったら、お気軽にお問い合わせくださいね。私もIIJmioを契約していますが、安くて、安定した通信品質が気に入っています。
 

IIJmioの概要と特徴を丸わかりに!

まずはIIJmioの特徴を丸わかりにしちゃいます。

マルチキャリア(ドコモ回線とau回線)に対応

ドコモとau回線に対応

IIJmioは、ドコモの回線とauの回線、両方の回線(マルチキャリア)を利用できる格安SIMです。2016年10月からau回線も利用できるようになりました。これで、mineoという格安SIMに続いて2社目となります。

auの回線を利用できる格安SIM(MVNO)は、こちらの記事「ドコモ、au、ソフトバンクの回線を借りているMVNO一覧まとめ」からもわかるように、数が少ないので、貴重です。
ドコモで契約したスマホをそのまま使いたい方は、ドコモ回線のプランを、auで契約したスマホをそのまま使いたい方は、au回線のプランを選択することで、そのまま利用できます。
残念ながら、ソフトバンクのスマホの場合、”そのまま”使うことは難しいです。しかし、ソフトバンクショップに持って行って、SIMロックを解除してもらえれば、ドコモの回線プランでも、auの回線プランでもどちらでも使用できるようになります。
 

みおフォンダイアルで通話料金が半額!すべての音声通話プランに対応

みおふぉんダイアルで通話料金半額
大手キャリア(au,docomo,softbank)の通話料金が20円/30秒なのに対して、みおフォンダイアルを利用すれば、半額の10円/30秒で通話できます

みおフォンダイアルとは?

みおフォンダイアルとは、相手の電話番号の先頭にプレフィックス番号「0037-691」をつけて、電話をかけると、通話料が半額になる仕組みです。
 
でも、毎回そんな番号をつけて電話をするのは不便ですよね。実は、IIJmioでは、簡単にみおフォンダイアルが使えるように、専用アプリ「みおふぉんダイアルアプリ」を提供してくれています。アプリは、iPhone用もAndroid用も無料です。
「みおふぉんダイアルアプリ」を使えば、普段電話をするように、電話帳から宛先を選んで電話をかければ良いだけとなります。相手側の端末表示には、、プレフィックス番号「0037-691」は表示されず、あなたの利用している電話番号が表示されますので、安心です。
 
追記:近年、他の格安SIMでもみおフォンダイアルのような「プレフィックス電話」サービスを提供するようになってきました。プレフィックス電話の詳細については、下記の記事が参考になると思います。

みおフォンダイアルは誰にかけても、通話料半額

例えば、家の固定回線に電話するときも、ガラケーに電話するときも通話料が半額になります。申し込みも必要ありませんし、追加料金も不要で使用することができます。
LINEなどのネット回線を使用した通話とは違い、途切れる心配もなく、安定した通話が可能です。

クーポンを翌月まで繰り越すことができる

「クーポン」という言葉が初めて出てきましたが、IIJmioでは、高速データ通信が可能な容量のことを「クーポン」と呼んでいます。その月に余ったクーポンを、翌月まで持ち越すことができます。

例えば、3GBのプランを契約していて、600MB余ったとすると、翌月は、3.6GBまでデータ通信を行うことが可能となります。このクーポン繰り越しは、非常に便利な特徴ですね。

他の格安SIMでも、繰り越しに対応している会社が増えていますが、一部の格安SIMでは対応していなかったりもするので、しっかりチェックした方がよい重要項目です。

クーポンを効率的に活用できる高速通信ON/OFF機能

みおぽんの画面

高速通信(225Mbps)/低速通信(200kbps)を切り替えることができます。例えば、明日は、「外出時にクーポン(高速データ通信)を多く使いそうだなー。でも、クーポンがほとんどないからまずいなー」という際に、今日は、低速通信で我慢して、クーポンを温存するなどの使用例が考えられます。

低速通信なら、クーポンを消費することなく通信が可能となります。高速通信と低速通信の切り替えは、IIJmioクーポンスイッチ「みおぽん」と呼ばれるアプリで、ワンタッチで簡単に切り替えることができるので、助かります。

低速通信(200kbps)だと、「全然使い物にならないんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、IIJmioには、低速時でも、はじめの一定量だけ高速通信できる「バースト転送」と呼ばれる仕組みが導入されています。

バースト転送の説明

引用:IIJmioのHP バースト転送の説明

「バースト転送」があれば、テキストメインのウェブサイトなどであれば、数秒で読み込み完了しますし、動画を見たりしなければ最低限の通信は可能です。

ファミリー割引が強力で、家族内の通話が安くなる

詳細な料金プランについては、下の節で説明しますが、ファミリーシェアプランというものに加入すれば、月々料金も安く、かつ、家族内の通話料金も安くなります。他の格安SIMと比較してもファミリーには嬉しいプランを提供してくれています。
当ブログでは、家族で格安SIMを使用するならIIJmioを最もお勧めしています。詳細が気になる方は、下記の記事を参考にしてくださいね。

通話かけ放題オプションがある!

指定された時間内であれば、何度電話をしても定額に収まる通話定額オプションが準備されています。このオプションについては、下の節で詳細に説明します。
では、気になる料金プランを見ていきましょう。

IIJmioの基本料金プラン

 IIJmioには、大きく分けて二つの料金プランがあります。
 
一つは、ドコモの回線を使える「タイプD」です。二つ目は、auの回線を使える「タイプA」です。
1枚のSIMカードで、両方の回線を使うことはできませんので、初めにどちらか好きな回線(プラン)を選択することになります。どちらが良いのかは後ほど検証するとして、まずは料金プランの比較です。
 

IIJmioの料金プランータイプDー

 ミニマムスタートプラン
(3GB)
ライトスタートプラン
(6GB)
ファミリーシェアプラン
(12GB)
データ通信専用SIM900円1520円2560円
データ通信+SMS1040円1660円2700円
データ通信+SMS+音声通話1600円2220円3260円

IIJmioの料金プランータイプAー

 ミニマムスタートプラン
(3GB)
ライトスタートプラン
(6GB)
ファミリーシェアプラン
(12GB)
データ通信+SMS900円1520円2560円
データ通信+SMS+音声通話1600円2220円3260円

タイプDとタイプAの比較

基本的に、プランは、タイプDもタイプAも同じ内容になっていますが、料金が少し異なるところがあります。では、タイプDとタイプAの料金比較をしていきましょう。

はじめに、データ通信のSIMについてみていきます。

タイプDには、SMSなしのデータ通信専用SIMのプランがあるのに対して、タイプAは、SMS付のデータ通信プランしかありません。SMSは、ショートメッセージサービスで、LINEなどを利用する方は、必須の機能となりますので、基本的には、SMS付のプランがよいと思います。

従って、「データ通信+SMS」で、タイプAとタイプDを比較すると、ドコモ回線のタイプDのほうが、+140円高いことになります。

また、音声通話付のSIMでは、タイプAもタイプDの同じ料金となっています。

タイプDとタイプAの選び方は?

タイプDとタイプAの選び方は、簡単です。下記のように使用するスマホによって、選ぶだけです。

  1. ドコモのスマホを使いたい人→タイプD
  2. auのスマホを使いたい人→タイプD
  3. SIMフリーのスマホを使いたい人→タイプA
  4. 新規でスマホを購入して使う人→タイプA

3.や4.の場合、タイプDもタイプAもどちらでも使えるのですが、どちらかというとタイプAがおすすめです。

理由は料金が少し安いということと、通信速度がやや速い傾向にあるためです。

次に月のデータ容量で分かれている「ミニマムスタートプラン(3GB)」「ライトスタートプラン(5GB)」「ファミリーシェアプラン(10GB)」の詳細をチェックしていきましょう。

 ミニマムスタートプラン(3GB)とライトスタートプラン(6GB)の詳細

ミニマムスタートプラン(3GB)とライトスタートプラン(6GB)からみていきましょう。両プランは、データ容量が3GBと6GBと異なるだけで、基本的には同じプラン内容となります。
 
どちらのプランも最大2枚までのSIMカードを利用することができます。上の表のタイプDとタイプAは、基本的にSIMカードが一枚のみの料金ですが、月々+400円でもう一枚SIMカードを持つことができます。
 
例えば、夫婦の場合、夫に一枚、もう一枚は妻が持つ場合を考えてみましょう。夫婦二人とも通話もデータ通信も必要と仮定します。
 例:タイプDのライトスタートプラン(6GB)を契約してSIMカード一枚をプラスした場合
   2220円+400円+700円(音声通話代)=3320円
   ➡妻と夫合わせた二人分のスマホ代の合計は、月々3320円。一人あたり1660円。
   ➡データ容量は、二人合わせて6GBまでです。
 
このようにSIMカードが2枚あると、もちろんスマホ端末も2台利用することができます。また、SIMカード一枚はドコモ回線のタイプDで契約、もう一枚は、au回線のタイプAで持つことも可能です。
 

ファミリーシェアプラン(12GB)の詳細

ファミリーシェアプランファミリーシェアプランは、データ容量12GBまで使用できるプランとなります。このページでも、簡単に説明していますが、もっと詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
 
 
また、SIMカードは最大10枚まで持つことが可能となります。 ファミリーシェアプランも他のプラン同様に、SIMカードを4枚目以降追加する際は、一枚ごとに月々+400円で利用することができます。
 
例えば、4人家族の場合、合計いくらになるのか考えてみましょう。4人とも通話もデータ通信も必要と仮定します。
 例:タイプDのファミリーシェアプラン(12GB)を契約してSIMカード3枚をプラスした場合
   3260円+400*1円+700*3(音声通話代)=5760円
   ➡4人分のスマホ代の合計は、月々5760円。一人あたり1440円。
   ➡データ容量は、4人合わせて12GBまでです。
 
4人で5760円は、大手キャリアと比較すると、相当安いですよね。
さらに、ファミリーシェアプランの利点として、家族間での通話料金がお得になります。家族間で、みおフォンダイアルで電話すれば、10円/30秒が→8円/30秒で通話できるようになります。
 
また、他のプラン同様にSIMカード一枚はドコモ回線のタイプDで契約、残りのSIMカードはau回線のタイプAで契約など自由に選択することができます。
 
 
  ■公式ホームページはこちら→ IIJmio
 
 

IIJmioのおすすめオプションプランや付加機能を紹介!

通話定額オプションプラン

いわゆる、かけ放題プランのことです。
二種類の通話定額オプションプランが用意されています。
 
  1. 月額+830円で、何度でも5分以内の通話無料
    (ファミリーシェア間の場合、30分以内の通話無料)
  2. 月額+600円で、何度でも3分以内の通話無料
    (ファミリーシェア間の場合、10分以内の通話無料)
ただし、どちらも、みおフォンダイアルの使用が前提条件となっています。
 
短い電話を何度もかける人には、役立つ通話定額オプションですね。最近は、IP電話(LINEなど)で事足りることが多いとは思いますが、やっぱり、お店などに電話する際には、電話回線を使った音声通話が、まだまだ必要ですし、こういうプランはありがたいですね。
 

追加クーポンオプション

月のクーポンを全部消費してしまった場合、200円/100MBで、追加クーポンを購入することができます。一か月に最大30枚まで追加購入することができる。もし、容量が足りなくなった場合に、追加購入しましょう。
 
 

ドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAはどちらがよいのか?

 mineoの記事のときに、書いた内容と重複しますが、IIJmioでも、ドコモ回線かau回線か選択する際は下記の文を参考してください!

個人的には、料金もわずかの違いですし、回線品質もそれほど変わらないと思います。

では、どうやって選択するかというと、今持っているスマホ端末がドコモで契約したものなのか、auで契約したものなのかで、選択するのが良いと思います。

もし、今まで使っていた端末がドコモで契約されていたものなら、SIMロック解除なしにそのまま使用できるドコモプランを選択すればよいですし、

反対に、

今まで使っていた端末がauで契約されていたものなら、SIMロック解除なしにそのまま使用できるauプランを選択すればよいのかなと思います。

また、すでに、SIMロック解除された端末(SIMフリー端末)をお持ちであれば、どちらのプランでも選択できますので、料金が安いauプランを選択されてもいいのかなと思います。iPhoneのSIMロックの解除方法はこちらの「SIMロックを解除して現在のスマホ端末を引き続き使用しよう 」を参考に。

あとは、今までずっとドコモ回線を使ってきてドコモを信頼しているから、ドコモプランにしよう、とかでも、全然良いと思います。

因みに私なら、iPhoneの画面左上に「docomo」の表示があると安心しますので、ドコモプランを選ぶと思います。

  ■公式ホームページはこちら→ IIJmio
 
 

 IIJmioの評判や評価は?!

IIJmioは、2012年にサービスを開始してから、料金プランの実質値下げにとことんこだわってきました。他の格安SIM(MVNO)よりも常に安い料金を提供することで、格安SIM業界を引っ張る存在として、注目を集めています。

ユーザからの評価もよく、格安SIM(MVNO)のシェアランキングでは、3位にランクインしています(2016年9月のMMD研究所調査より)。

また、格安SIM(MVNO)のお客様満足度総合1位を記録しています(2016年3月のMMD研究所調査より)。

続いて、皆さんが気になる、IIJmioのスピードテストの測定値を見てみましょう。

まず一つ目はとある平日月曜日のデータです。

お昼は回線が込み合うためにやはり速度がでないですね。ただ、朝晩であれば、ネットサーフィンが快適にできる速度が十分に出ています。続いて、とある日曜日の速度を見てみましょう。

すごい速度が出ていますね。文句なしです。

では実際に使用しているユーザの速度評判はどうでしょうか。確認してみましょう。

こちらも文句のつけようがない速度が出ています。実使用で全く問題がない範囲と言えるでしょう。IIJmioの通信速度に関しては評判がよさそうです。

速度以外にも、料金、サービス、通信速度など、総合力は、MVNOの中でもトップクラスだと思います。ユーザから高い評価を得ていますし、安心して利用できる格安SIMです。

初めて格安SIMを利用する方など、まずは定評のあるIIJmioを選ばれてはいかがでしょうか。

まとめ

IIJmioは、総合力の高いMVNOです。みおフォンダイアルといった、通話料金がかなりお得になる仕組みを導入していますし、また、データ容量も繰り越せたり、ファミリーでシェアできたりと、大手キャリアとほとんど変わらないサービスを維持しています。

格安SIM業界を引っ張ってきたMVNOであり、定評のあるIIJmioは、だれにでもおすすめできるSIMと言えます。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。