皆さんもよく使われている「LINE」アプリですが、実は、「LINE」アプリから発信できる通話の種類は3種類もあります。
一般的に最も使われている「LINEの無料通話」、IP電話の「LINE Out(LINE電話)」、そして、LINE Outの無料版「LINE Out Free」の3つです。
はっきり言って、これらの違いがすぐにわかる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。私も、知っているようで知らないことだらけでした。通話機能を有効に使うためにも、この記事を読んで理解して頂ければと思います。
それでは、この3つの種類の通信料金や特徴などを、どこよりもわかりやすく紹介していきます。
Contents
LINEの通話には3種類ある!
LINEアプリから発信できる通話には3種類あります。まずは簡単に概要を紹介しておきましょう。
- LINEの無料通話
- LINE Out(LINE電話)
- LINE Out Free
LINEの無料通話は、トークルーム内から通話することになるので、LINEユーザにしか発信することができません。
一方、「LINE Out」であれば、LINEユーザだけでなく一般の電話番号に発信することができます。「LINE Out Free」は制限があるかわりに、無料で使える「LINE Out」です。
LINE Out(LINE電話)って何?
LINEアプリから「LINE Out」という通話サービスを利用することができます。以前は「LINE電話」という名称でサービスを提供していましたが、2015年頃に、現在の名称「LINE Out」に改められました。
この「LINE Out」、知名度は低いですが、なかなか使えるサービスですので、詳細をチェックしていきましょう。
LINE Outでできること
LINE Outは、LINEアプリから発信できる通話サービスで、LINEユーザでなくても以下の番号に発信することができます。
- 固定電話
- 携帯電話
- 国際電話
固定電話なので、お店や実家にも通話することができますし、海外へ発信することもできます。LINEの無料通話がLINEユーザにしか発信できないのに対して、「LINE Out」はどこにでも発信することができます。
海外でも、アジア、ヨーロッパ、オーストラリアなど世界の主要地域へ発信することができます。また、反対に海外旅行先から日本へ発信することもできます。
続いて気になる料金を見ていきましょう。
LINE Outの料金
LINE outを利用する際には、「30日プラン」に申し込むか、あるいは「コールクレジット」に申し込む必要があります。
- 30日プラン:購入から30日間決められた時間まで通話できるプラン
- コールクレジット:電子マネーのように決められた金額を事前にチャージするプラン
それぞれの詳細な料金を見ていきます。
30日プラン
30日間以下の時間までは、定額となります。
- 日本 固定と携帯 120分:720円
- 日本 固定と携帯 60分:390円
- 日本 固定 60分:120円
30日プランの場合、通話できる時間や通話できる番号(固定番号か携帯番号)に応じて3種類の料金に分かれています。
30日プランの場合は、国内からしか発信することができないので注意してくださいね。海外でも使いたい場合は、以下の「コールクレジット」を購入しましょう。
コールクレジット
あらかじめ、電子マネーのように利用金額をチャージしておく仕組みです。チャージできる金額は、以下から選択できます。
- 120円
- 360円
- 600円
- 1200円
- 3600円
- 6000円
30日プランの場合、30日間に全く「LINE Out」を使用しなくても料金を支払う必要がありますが、「コールクレジット」なら使った分だけ料金を支払うことになります。
ですので、「LINE Out」の場合は、頻繁に「LINE Out」を利用する方向けで、「コールクレジット」は頻繁に使う予定がない方や一時的に使いたい方向けとなります。
つづいて、肝心の通話料金についてみていきましょう。
LINE Outの通話料は?
LINE Outでも通常の通話料金と同じように、通話料金が決まっています。ただ、「30日プラン」と「コールクレジット」で通話料金が異なります。
以下の例では日本の国内電話の通話料金を示しています。
たとえば、コールクレジットを購入している場合、日本の固定電話へはたったの3円/1分で通話することができます。
また、例えばタイに発信する場合、6円/1分で通話することができます。通常の電話で海外へ発信すると、その10倍以上の通話料金が必要ですから、かなりお得です。
他の国への通話料金の一覧はこちらからしてくださいね。
海外出張した際などに初めから入っている「LINEアプリ」から「LINE Out」を使って格安で通話ができるというのは、ありがたいサービスです。
また、お店の予約や、通院の予約、サービスの問い合わせなど、「LINE Out」を使って通話した方が、通常の通話よりも格段に安く抑えることができます。通話料金を少しでも節約したい方には、必須のサービスとも言えます。
LINE Outの通信量は?目安は?
「LINE Out」は、IP電話と言ってインターネット回線を利用した通話ですので、データ通信量がかかります。データ通信量を消費するので、基本的にデータ通信料が発生することになります。
では消費する通信量の目安についてチェックしておきましょう。
- LINE Outの通信料:1分あたり0.3MB程です。
ですので、10分通話すると、3MBほどのデータ通信量を消費します。それほど大きな通信量ではありませんが、WiFiなどに接続していない環境では、あまり長電話は避けた方がよいでしょう。
LINE Out Freeってなに?
「LINE Out」の無料版が「LINE Out Free」です。
「LINE Out Free」の特徴は以下の通りです。
- 15秒の広告を事前に視聴すると無料で通話可能
- 最大5分の通話しかできない
- 無料回数に制限あり
LINE Out Freeでは、国内外へ携帯・固定電話問わず、無料で通話できるかわりに、15秒間の広告動画を視聴しなければなりません。また、通話時間や通話回数に制限があるサービスとなります。
お店の予約など、目的が決まっていて、少しだけ通話したい時には、便利でお得なサービスですが、雑談したい方などには、少し使い勝手が悪いサービスとなります。
「LINE Out」や「LINE Out Free」の使い方
実際にLINE Outを使う方法をみていきましょう。ここでは「コールクレジット」を購入して、「LINE Out」を利用する方法を紹介します。
◆コールクレジットを購入する方法
- LINEアプリを立ち上げる
- 立ち上げたら下部のメニューから「ともだち」を選択
- 左上の歯車のアイコン(設定)をタップ
- ページ中央付近にある「LINE Out」をタップして、LINE Out設定を開く
- 「コールクレジット購入」をタップ
- 「購入する」をタップ
- 「OK」をタップ
以上で、コールクレジットを購入することができます。
つづいて、「LINE Out」及び「LINE Out Free」を使う方法です。
◆「LINE Out」及び「LINE Out Free」の使い方
- 先ほどの手順4.のLINE Out設定を再度開く
- ページ下の方に「ホーム画面に追加」があるのでタップ
- 「OK」をタップ
- 指示に従って「ホーム画面に追加」をタップ(これでホーム画面に「LINE out」のアイコンが作成されます。)
- ホーム画面の「LINE Out」アイコンをタップ
- 最上部のLINE Out Freeと書かれている部分をタップすることで、「LINE Out」と「LINE Out Free」を切り替えることができるので、「LINE Out」あるいは「LINE Out Free」を選択
- 通常の電話と同じように番号を入力して、📞マークをタップすることで発信が可能
以上で「LINE Out」通話を利用することができます。
まとめ
LINE Outについて紹介しましたが、本当に通話料金を節約することができます。私はお店の予約や歯医者の予約をする時に「LINE Out Free」を活用して通話料金を節約しています。
LINEの無料通話では通話できない所に、発信したい時にとても便利な機能です。みなさんもこの記事を参考に少しでも有効活用して頂ければと思います。
使い方も簡単ですので、まずは無料の「LINE Out Free」を使ってみる所からスタートしてみてはいかがでしょうか。
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