DTI SIMでは、LTEの高速通信でのネット使い放題プランを提供しています。
このネット使い放題プランを契約して、テザリングを行いたい方がたくさんいるのではないでしょうか。使い放題プランならデータ容量を気にすることなく思う存分インターネットができます。
今回は、ネット使い放題プランでテザリングを行うことができるのかどうかを説明します。また、DTI SIMの通信速度なども紹介し、テザリングが快適にできるのかどうか検証しました。
Contents
ネット使い放題プランの特徴
ここで今一度DTI SIMのネット使い放題プランのメリットを確認していきましょう。
格安SIMトップクラスの料金
基本料金プランは下記の表のとおりです。
容量 | データ専用SIM | データ+SMS | 音声通話SIM |
---|---|---|---|
1GB | 600円 | 750円 | 1,200円 |
3GB | 840円 | 990円 | 1,490円 |
5GB | 1,220円 | 1,370円 | 1,920円 |
10GB | 2100円 | 2250円 | 2,800円 |
ネット使い放題 | 2,200円 | 2,350円 | 2,900円 |
その中でも表の一番下の行を確認してください。ネット使い放題プランのデータSIM(SMS付き)が2350円、音声通話SIMでも2900円となっています。
低速(200kbps)での使い放題プランならこの料金よりも安く提供している格安SIMもありますが、LTE使い放題で2000円台というのは格安SIMトップクラスと言えます。
通信制限や速度制限は?
DTIのネット使い放題プランでは、その名の通り1カ月間制限なく使い放題です。ただし、もっと短いスパン(1日とか2日)では、通信制限が生じる可能性があります。
詳細を確認していきます。
多くの格安SIMでは連続3日間のデータ通信容量がある一定値を超えると通信速度制限を行う、いわゆる「3日間制限」が発生してしまいます。
DTI SIMでは明確な3日間制限というのは明記していません。ただし、公式ホームぺージの注意事項には下記の記載があります。
- ネットつかい放題プランは、通信量が他の利用者の平均利用容量を著しく超えるときは、 通信速度が一時的に遅くなることがあります。(制御後の速度は上り下りともに200kbps以下) 制御は毎日00:00に解除されます。
- なお、現在の利用者様の平均利用容量から換算すると、1日の通信総量が 1GB程度(※)であれば制御対象にあたりません。また、DTI SIMサービスの設備上の帯域利用状況によっては、3GB以上ご利用可能な場合もあります。
- 通信制御対象となる可能性がある場合、申し込み時のメールアドレス宛にアラートメールを送信します。
しかしながら、瞬間的に大量の通信を行った場合等、アラートメールによる事前予告なく通信制限対象になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
引用:DTI SIM公式HP
重要なポイントに下線を引きました。
「通信量が他の利用者の平均利用容量を著しく超えるときは、 通信速度が一時的に遅くなる」ということですので、制限がかかる可能性はあるということですね。通信制限がかかると、200kbpsの低速通信となってしまうということです。
ただ、おそらく他社の3日間制限よりは基準はかなり緩いのではないかと推測できます。
また、「1日の通信総量が1GB程度なら制御対象にならない」と明記していますので、1日1GBまでは確実に通信制限がかかることはありません。さらに帯域利用状況によっては、1日3GB以上利用できる可能性もあると記載されています。
例えばIIJmioでは3日間で366MB以上のデータ通信を行うと通信制限が発生する場合があるとしています。1日1GBは、使用しても制限はかからないというだけでも、DTI SIMの大きなメリットなります。
また、通信制限が生じる際には登録したメールアドレスにアラートメールが送られてくるそうです。事前に知らせてくれるのは親切ですね。たいていは急に速度が遅くなって、通信制限がかかったんだと気づくことが多いですから。
まとめると、DTI SIMのネット使い放題プランには通信制限はあるのはあるけど、比較的緩いと言えますね。
ネット使い放題でテザリングは使える?
データ容量を気にすることなくテザリングができれば、自宅にネット回線がなくてもパソコンをインターネットに接続することができます。
光回線に比べれば速度は当然遅くなりますが、月々の料金をできるだけ抑えたい方には非常におすすめできる使い方となります。
DTI SIMでテザリングはつかえる
条件付きではありますが、基本的にDTI SIMでテザリングを使用することができます。
大手キャリア(ドコモ,au,ソフトバンク)では、テザリングを行うためにはオプション加入が必要になりますが、DTI SIMでは特別な申し込みや手続き不要でテザリングを利用することができます。
条件付きと書いたのは、スマホ端末によるところが大きいためです。DTI SIMでテザリングを行いたい方は、現在所有しているスマホ端末がテザリングに対応しているのかどうか、チェックする必要があります。
DTI SIMでテザリングができる端末は?
機種 | テザリング可否 | |
---|---|---|
SIMフリー端末 (SIMロック解除端末も含む) | iPhone | 〇 |
Android | 〇 | |
ドコモで購入した端末 | iPhone | 〇 |
Android | × |
上の表を参考に説明していきますね。
基本的にSIMフリーのスマホ端末であればテザリングを行うことができます。
また、例外的にドコモで購入したiPhone端末であればSIMロック解除をしなくてもテザリング使用可です。auとソフトバンクで購入した端末の場合はSIMロック解除することでテザリングができるようになります。
以上がテザリングできるスマホ端末ということになります。
一方、テザリングできない端末がドコモで購入したAndroid端末ということになります。この端末はSIMロック解除をしてもテザリングを利用することができません。
ドコモのAndroid端末では出荷時にテザリングを使うと、ドコモのAPNに強制接続されるプログラムが実行されます。そのため、DTI SIMでテザリングを行おうとしても、自動的にドコモのAPNに接続しようとしてしまいます。ですので、ドコモのAndroid端末ではテザリングを利用できないのです。
ドコモのAndroid端末でテザリングが利用できないのはDTI SIMに限った話ではなく、ドコモ回線を利用している格安SIMであれば同様です。au回線を利用している格安SIMであればテザリングすることができます。
追記:ドコモのAndroid端末でも2015年夏モデル以降であればテザリング可能な端末も出てきています。
DTI SIMでテザリングした際の通信速度
DTI SIMでテザリングすると通常時の1~3割程、通信速度が遅くなることが報告されています。テザリングした際の通信速度を測定することができなかったので、下記のDTI SIMの通信速度を参考にしてください。
ここでDTI SIMの通信速度の実測値を見てみましょう。格安SIMでは時間帯によって通信速度が大きく異なりますので、とある一週間の朝、昼、夕、それぞれの時間帯での通信速度をチェックすることにします。
やはりお昼の時間帯は1Mbpsと通信速度が平均して遅いですね。お昼の時間帯にテザリングを行うと、快適なネットサーフィンは難しいと思われます。メールのチェックなどは問題なくできるスピードです。
朝、夕の時間帯に関しては、日(曜日)にもよりますが5Mbps以上の安定した通信速度が出ています。これぐらいの速度がでていればテザリングしても快適にネットサーフィンができるでしょう。
総じて、格安SIMの中では安定した通信速度がでていると言えます。テザリング時は少し速度が落ちると思いますが、それを加味しても安定した通信速度が期待できます。
DTI SIMのネット使い放題プランでテザリングはおすすめ
DTI SIMはLTEネット使い放題プランがある貴重な格安SIMです。
LTEネット使い放題で、通信制限も他の格安SIMよりも緩いことや安定した通信速度を誇っていることなどを考慮すると非常にテザリングに向いている格安SIMと言えると思います。
テザリングを思う存分やりたい方は、DTI SIMのネット使い放題プランを検討してみてはいかがでしょうか。
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