OCNモバイルONEが無料で提供しているWiFiスポットは使える?使えない?
この記事では、OCNモバイルONE WiFiスポットの特徴やスポットエリア、使い方、さらには通信速度を含めて徹底検証しました。
OCNモバイルONEを契約しているけど、まだWiFiスポットを利用したことがない人はぜひ活用して頂けたらなと思います。
Contents
OCNモバイルONEのWiFiスポットって何?
アクセスポイントが膨大
OCNモバイルONEでは、全国約85000箇所以上でWiFiを利用することができます。
全国の駅や空港、カフェやファーストフード、ホテルやデパートなどありとあらゆるところにWiFiスポットが点在しています。
通信量を節約できる
外出先でWiFiスポットを利用すれば、データ通信を使わなくて済むので節約になります。
特に、デ―タをバックアップする際やYouTubeなどの動画を観るとき、また長時間のネットサーフィンを行うときには、データ容量を大量に消費してしまいます。そんなときに、WiFiスポットを利用できればかなりデータ通信量を節約することができます。
格安SIMの料金プランでは月に何GBまで!とデータ容量が決まっていますので、少しでもWiFiスポットを活用してデータ容量を温存したいですね。
セキュリティも安全・安心
無料で使えるWiFiにはデータを読み取られる危険性が高いものもあります。
しかしOCNモバイルONEでは、WPA2という暗号化方式を採用しており、パスワードなどが盗み取られないように強固なセキュリティ対策が施されています。
WiFiに自動接続される
一度、IDとパスワードを設定してしまえば、全国のWiFiスポットでに自動的に接続され利用できます。
WiFiを常時オンにしていれば外出先で自動的にWiFiにつながっているということがあります。知らない間にもデータ容量を節約できるということですね。
WiFiスポットエリアの詳細
全国85000箇所以上にもおよぶスポットエリアです。詳細をチェックしていきましょう。
WiFiスポットエリアの探し方
OCNモバイルONEで対応しているWiFiスポットは「Secured WiFi」と「DoSPOT」の二種類です。アクセスポイント(接続先名称)は下記の通りです。
- 「Secured WiFi」:0000(1)_Secured_Wi-Fi
-
「DoSPOT」:NTTWEST-SPOT
これらのWiFiスポットには上のようなステッカーが貼られています。このステッカーを見つければWiFiが使えるということですね。
ただ、ステッカーを探すのは大変ですので、こちらの「WiFiスポットエリア」でWiFiスポットのある施設を探す方がおすすめです。
リンクページに飛ぶと”「Secured WiFi」エリアのご確認”という項目と、”「DoSPOT」エリアのご確認”という項目があるので、両方をチェックして、記載されている施設であればWiFiが利用できます。
新幹線でWiFiスポットは使えるのか?
帰省や出張などで新幹線によく乗られる方は、車内でWiFiにつなげたいところですよね。でも残念ながら、OCNモバイルONEのWiFiスポットは、新幹線では利用できないんです。
ただ、OCNホットスポット(有料)というサービスに加入すれば東海道新幹線(東京~新大阪)のN700系の車内で、WiFiを利用することができます。
ホットスポットのWiFi利用可能エリアは、OCNモバイルONE WiFiスポットとは異なっており、さらに広いエリアでWiFiを利用することができます。料金は下記の通りです。
- OCNホットスポット:月額300円(OCN非会員は月額500円)
OCNホットスポットを利用すると、スマホだけでなく、PCやタブレットなどもインターネットに接続することができます。
頻繁に新幹線を利用する方にはうれしいサービスですね。
WiFiスポットの利用条件
基本的にOCNモバイルONEと契約していればどなたでも無料で利用できます。
つまり、下記のプランのいずれかに加入していればWiFiスポットを無料で利用することができるというわけです。
OCNモバイルONEの料金プランは大きく分けて音声対応SIMとデータ通信専用SIMに分かれます。そして、それぞれに日単位プランと月単位プランがあります。
■データ通信専用SIMプラン
- 110MB/日(900円)、170MB/日(1380円)
- 3GB/月(1100円)、6GB/月(1450円)、10GB/月(2300円)、20GB/月(4150円)、30GB/月(6050円)
■音声対応SIMプラン
- 110MB/日(1600円)、170MB/日(2080円)
- 3GB/月(1800円)、6GB/月(2150円)、10GB/月(3000円)、20GB/月(4850円)、30GB/月(6750円)
日単位プランは1日あたりに使用できるデータ通信量が決まっているプランのことで、月単位プランは1カ月あたりに使用できるデータ通信量が決まっているプランのことです。
月単位プランは、格安SIMでもオーソドックスな料金プランですが、日単位プランは非常に珍しいOCNモバイルONEならではのプランとなります。
このいずれかのプランに加入していれば無料でWiFiスポットを利用できます。
WiFiスポットの使い方
WiFiスポットを利用するにはユーザIDを発行する必要があります。
ユーザIDの発行方法には、①アプリから発行する方法と②ウェブ上から発行する方法があります。アプリから発行する方が簡単ですので、ここでは①の方法を紹介したいと思います。
アプリからユーザIDを発行してWiFiに接続する方法
1.まずOCNモバイルONEアプリをインストールする
OCNモバイルONEアプリは、データ残容量の確認やターボ機能のON/OFFの切り替えにも利用できますのでこれを機にインストールすることをおすすめします。
2. ログイン画面が表示されたOCNメールアドレス、パスワードを入力してログインする
3. ホーム画面が表示されたら右上にある「設定」をタップ
4. 設定画面が表示されるので「WiFi機能」をタップ
5. 「WiFiユーザID発行」をタップ
6. WiFiユーザID発行画面が表示されるので、SIMカードの発信番号及び端末製造番号を入力します。利用規約の同意文にチェックをつけて「WiFiユーザIDを発行」をタップ
発信番号と端末製造番号は郵送されてきたSIMカードの台紙裏面に書かれています。
以上でユーザIDが発行されました。
ここから先はWiFiの接続方法の説明となります。iPhoneとAndroidで手順が少し異なるので分けて説明しますね。
[iPhone(iOS)の場合]
7. WiFiユーザID確認画面が表示されるので、「Wi-Fi接続用プロファイルをインストールする」をタップ
8. インストール画面が表示されるので「インストール」をタップしてインストールする
9. WiFiスポットのあるエリアに行き、iPhoneの「設定」から「Wi-Fi」をタップしてスイッチをオンにする
10. ネットワークを選択欄に表示される「0001_Secured_Wi-Fi」または「NTTWEST-SPOT」をタップ
11. 証明書画面が表示されるので「了解」をタップ
以上がiPhoneをWiFiスポットに接続する方法でした。
[Androidの場合]
7. WiFiユーザID確認画面が表示されるので、「Wi-Fiスポットの接続設定を行う」をタップ
8. 設定が完了しましたと表示されるので、あとはWiFiスポットのあるエリアに入ると自動的にインターネットに接続できます。
以上がAndroid端末をWiFiスポットに接続する方法でした。
WiFi常時オンはバッテリーを消費するので注意
WiFiスポットに入ったら自動的にWiFiに接続するように常時WiFiをオンにしたいところですが、バッテリー消耗が激しくなるので注意してください。
基本的にスマホは、WiFiをオンにしていると電波を拾おうと頑張っちゃう(電気的に電力を増やしている)ので電池の消耗が激しくなります。WiFiにつながりさえすれば電力をそれほど必要としないのでバッテリーは通常時の消費量と同じぐらいに落ち着きます。
ですので、バッテリー消費を抑えたいときはWiFiはオフにしましょう。余裕があるときはオンにしておけば問題ありません。
WiFiスポットにつながらないときの対処方法
ユーザIDが発行できない場合の対処方法
ユーザIDを発行する手順を説明しましたが上手くいきましたかね。エラーが出たりして発行できない際は下記に当てはまっていないかチェックしてください。
- MNP転入した場合、転入完了後10日程度かかることがあるので時間を空ける
- SIMカードの発信番号と端末製造番号を再度確認する
上記に当てはまらない場合は、OCNテクニカルサポートに問い合わせをしてみましょう。
- OCNテクニカルサポート:0120-047-860
接続ができない場合の対処方法
ユーザIDは発行できたけどWiFiスポットに接続できない場合は下記の対策や確認をしてみてください。
- WiFiユーザID発行後、利用可能になるまで30分程度かかる場合があるので時間を空ける
- Widows mobie OSに接続しようとしていないか(Windows mobile OSは未対応)
- OCNモバイルONE WiFiスポットのユーザIDやパスワードが間違いないか確認する
確認や対策をしても接続できない場合は、テクニカルサポートに問い合わせしましょう。
- OCNテクニカルサポート:0120-047-860
WiFiスポットの通信速度は?
OCNモバイルONEの無料で利用できるWiFiスポットですが、その通信速度はどのぐらいなのでしょうか。確認していきましょう。
理論速度について、公式サイトには下記のように記載があります。
IEEE802.11bは無線区間最大11Mbps、IEEE802.11a/gは無線区間最大54Mbps、IEEE802.11nは無線区間最大300Mbpsです。
引用:OCNモバイルONE公式サイト
IEEE802.11bや11a,11g,11nというのは無線の規格ですね。最も高速で通信できるのは11nで300Mbpsとなります。しかし、この通信速度は理論的にはこれぐらいの速度がでますよ~と言っているだけで、実際の速度とはまったくの別物です。
実際に使用しているユーザが測定した通信速度を見てみましょう。
ocn契約してると使えるsecured wifi、町田駅は結構早いな pic.twitter.com/ARUcpGFGJV
— kkk (@k33kkkk) September 25, 2017
これは東京都の町田駅での通信速度ですね。ダウンロードで42Mbpsですから、かなり速いスピードが出ています。WiFiにつながずモバイルデータ通信の場合、多くは数Mbps~10Mbpsぐらいであることを考慮すると素晴らしい速度と言えるでしょう。
今月速度制限かかったんだけど、速度制限かかってる状態よりOCNのwifiの方が繋がらなくて笑う
— そーす (@ivruru69) March 31, 2017
ただ、OCNのWiFiが繋がらないというユーザがいるのも事実です。WiFiは場所によって電波状況が大きく影響するので、繋がるときは高速でつながるけど、つながらない時は使い物にならないぐらい遅いということも考えられます。
WiFiスポットを使用する場所によって大きく通信速度が異なるということを覚えておいてもらえたらなと思います。
まとめ
OCNモバイルONEと契約すると無料で使えるWiFiスポットの全容でした。
全国8万5千箇所以上にWiFiスポットエリアがあり、利用範囲は非常に広いです。
無料WiFiを提供している格安SIMは数少ないので、OCNモバイルONEはそれだけで大きなメリットとなります。WiFiスポットを上手く利用して月々のデータ使用量を抑えましょう。
通信速度も通常のモバイルデータ通信(4GLTE,3G)よりもWiFiの方が速いことが多いので、動画を観るなど大容量のデータ通信にも向いています。
OCNモバイルONEを契約する方はぜひ試してみてくださいね。
より詳しい情報を知りたい方は公式HPへ→ OCN モバイル ONE
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