◎丸わかり!対応サービスチェック↓ データ繰越し シェアプラン ネット使い放題 かけ放題 通話料半額 WiFiスポット 店頭販売 バースト転送
DTIは、20年以上の実績がある老舗プロバイダーで、株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが運営する格安SIM(MVNO)です。
派手な宣伝もなくあまり聞いたことがない方が多いと思いますが、3GB音声通話プランで業界最安値を打ち出すなど、知る人ぞ知る格安SIMです。
かけ放題プラン「おとくコール10」や20代のスマホストレスを解消する「20’s SIM」など独自サービスも豊富に展開しています。
ここではDTI SIMの特徴から評判、他の格安SIMとの比較などを交えて徹底的に検証していきます。
■DTI SIMの公式ホームページはこちら → DTI SIM
Contents
DTI SIMの特徴と概要
DTI SIMはドコモの回線を借りているMVNO
DTI SIMはドコモの回線を借りていますので、ドコモで契約したスマホ端末であれば、そのまま継続して使用することができます。他のキャリアで契約したスマホ端末をお持ちの方は、SIMロック解除を行うことで、継続して端末を使用することができます。
参考記事「SIMロックを解除して現在のスマホ端末を引き続き使用しよう 」
半年お試しプラン(3GB)で、ただで半年間使える?!
DTIでははじめて契約する方を対象にお試しプランを提供しています。データSIM(3GB)であれば半年間無料で利用することができます。詳細は料金プランの説明で話しますね。
かけ放題プラン「おとくコール10」がある
10分以内にの国内通話なら何度でもかけ放題となる「でんわかけ放題」プランをなんと820円/月で提供しています。詳細は、料金プランの節で述べますが、MVNO業界の中でも最安クラスを実現しています。
インターネット使い放題プランが安い!
詳細は、料金プランの節で述べますが、月額2200円でデータ通信が使い放題(無制限)になるプランがあります。
低速通信で無制限のプランは他のMVNOで提供されていますが、DTIでは通常時の高速通信で使い放題という無茶苦茶お得なプランとなっています。全MVNOの中でもおそらく最安です!
おもしろい独自プラン「20’s SIM」
20代の若い人がよく困ること3つの問題を解消するプラン「20’s SIM」。
①通信制限、②画面割れ、③外出先でのWiFi利用に焦点をあてたプランとなっています。詳細は後ほどたっぷりと説明します。
YouTubeも見放題プラン「DTI 見放題SIM」
YouTubeやTwitter,radikoなどのデータ通信が基本データ通信量にカウントされないプラン「DTI 見放題SIM」を提供しています。
こちらも後ほど詳しく説明しますね。
余ったデータ容量を翌月へ繰り越せる
2016年5月1日から始まったサービスですが、使いきれなかったデータ容量を翌月へ繰り越せるようになりました。契約した基本プランの2倍までデータ容量を蓄えることが可能です。
このサービスはほとんどのMVNOで提供されているので、対応してよかったです。
DTI SIMには大きくわけて「通常プラン」と「20’s SIM」プラン、「DTI 見放題SIM」プランの3つに分かれます。それぞれ詳細を見ていきましょう。
DTI SIMの通常プラン
DTI SIMの基本料金プランを下記の表にまとめました。
容量 | データ専用SIM | データ+SMS | 音声通話SIM |
---|---|---|---|
1GB | 600円 | 750円 | 1,200円 |
3GB | 840円 | 990円 | 1,490円 |
5GB | 1,220円 | 1,370円 | 1,920円 |
10GB | 2100円 | 2250円 | 2,800円 |
ネット使い放題 | 2,200円 | 2,350円 | 2,900円 |
2018年の2月までは15GBプランと20GBプランもあったのですが、3月から停止しました。
データ容量は1GB,3GB,5GB,10GBと幅広く展開されており選択肢が多いです。データ専用のプランとSMS付のプランとありますが、基本的にSMSは付けておきましょう。
参考記事→「格安SIMにおいて 電話番号でやりとりする【SMS機能】はつけるべし!」
全体的に他の格安SIMと比較して、料金はほぼ最安クラスです。特に、3GBのデータプラン(SMS付き)や10GBの音声プランは、格安SIMトップの安さを誇っています。
料金争いでは、最安水準で有名なDMMmobileと一騎打ちの様相を呈していましたが、ややDMMmobileの方が優勢かもしれません。
また、表の一番下にあるネット使い放題プランについて少し詳しく見ていきます。
「ネット使い放題プラン」の詳細
低速通信で、ネット使い放題のプランは他の格安SIMでも多く提供されていますが、通常通りの高速通信でネット使い放題のプランは非常に珍しいです。
しかも、この「ネット使い放題プラン」は、よくある3日間の使い過ぎによる速度制限が全くないうえに、料金も低価格を実現しています。
同じように、高速通信で使い放題のインターネット定額プランを提供しているU-mobile(PREMIUMプラン)と比較しても、データ専用で2480円ですから、DTI SIMの方が280円も月々安いことになります。
初めての方対象にオトクに試せるプランを提供
DTI SIMの基本料金プランについて説明してきましたが、DTIは「お試しプラン」を提供しています。
「お試しプラン」は、はじめてDTI SIMを契約する方を対象に非常にお得な料金でサービスを提供してくれるプランとなります。下記の2種類のプランがあります。
- でんわ定額プラン3GB 1520円
- データ半年お試しプラン3GB(SMS付き) 0円
「でんわ定額プラン 3GB」とは、「音声プラン 3GB」に「おとくコール10」がセットになったプランです。通常ですと、月額2310円かかるところがはじめての方は半年間月額1520円で契約できます。この料金は、「音声プラン 3GB」に無料で「おとくコール10」がついてくるとも捉えることができます。
「おとくコール10」は10分以内の電話が何度でもかけ放題になるサービスです。電話をよくする方にはありがたいサービスですね。
「データ半年お試しプラン3GB」は、データ専用SIM(3GB)が半年間無料で使えるというサービスです。7か月目以降は通常料金となります。使い勝手や通信速度が気になるという方は、まずこのお試しプランを申し込んでみると良いでしょう。ただし、申し込み時に事務手数料3000円とSIMカード発行手数料394円は必要です。
注意点ですが、「お試しプラン」はDTI SIMを初めて利用する方限定のプランですので、以前に契約したことがある方は申し込むことができません。
つづいて他の格安SIMにはない特徴的なオプションプランをみていきましょう。
「20’s SIM」と「DTI見放題SIM」プラン
容量 | 基本料金 | |
---|---|---|
20's SIM 音声プラン | 7GB | 3980円 |
20's SIM データプラン | 2880円 | |
20's SIM + ルーターセット | 3696円 | |
DTI見放題SIM | 2430円 | |
DTI 見放題 SIM + ルーターセット | 3696円 |
料金は上の表の通りとなります。こちらはDTI SIMの独自のプランとなります。データ容量についてはすべて7GBとなっています。順番に詳細を見ていきましょう。
「20’s SIMプラン」は20代のスマホストレスを解消
プラン名だけだと、何のことか全くわかりませんね。DTI SIMとしては、20代をターゲットにしたプランという意味を込めて「20’s SIM」と名付けたようです。
20代の大切な時間をスマホストレスになんかに邪魔されないでほしい。20代を応援したいということのようです。
私は30代ですのでなんか残念です。。。
具体的にどのようなストレスかというと、上の図の通信制限、画面割れ、カクカク動画のことを指しています。
これらのストレスをどのようにして解消してくれるのか詳細をチェックします。
ポイント1 | 動画やSNS、就活サイトがカウントフリー
20’s SIMでは下記のサービスに関わるデータ通信量が基本データ通信量(7GB)にカウントされません。つまり、どれだけ使用してもデータ通信量を消費しないということです。
- YouTube
- radiko
- 「マイナビ」(就職情報サイト)
YouTubeやTwiteerは説明するまでもないでしょう。radikoはインターネットでラジオを聴けるサービスです。マイナビは求人企業などを知らせてくれる就職情報サイトとなります。
マイナビが入っているのが面白いですね。20代の就活生をターゲットにしているんですね。
ポイント2| 画面割れ修理サービス
よく電車とかでスマホの画面がバキバキに割れている人がいますよね。そういう方にはとっては朗報です。
「20’s SIM」に加入すれば、画面がどんだけバキバキに割れても年1回2000円で修理してくれます。
メーカー修理だと1万円以上かかる費用が2000円になるのは嬉しいですね。
ついつい落としてしまって画面が割れてしまう。。。そんな方は20’s SIMに加入することをおすすめします。
ポイント3| WiFiスポットが無料
20’SIMでは、公衆WiFiサービス「DTI WiFi by エコネクト」を無料で利用できます。
75000箇所以上のWiFiスポットがあり駅や空港、カフェなどで高速通信をりようできます。
WiFiは高速通信ですのでに接続できれば、動画再生でのカクツキもなくスムーズに動画を楽しむことができます。PCでもWiFiは利用できるので利用用途が広がりますね。
接続には専用アプリを使用しますので簡単に外出先でWiFiに接続できます。
以上、DTIの「20’s SIM」についてのサービスについての説明でした。
「20’s SIM」は通話ができる音声プランとデータ専用プランがあります。MNPを考えている方は「20’s SIM」音声プランを契約する必要がありますね。
また、「20’s SIM+ルータセット」プランは、WiFiルータにSIMカードを装着してPCやタブレット、スマホなどにWiFi接続して使用するプランとなります。こちらもデータ専用のプランですね。家でネット回線を契約せずに料金を抑えたい方には、WiFiルータセットも候補の1つになります。
「DTI 見放題SIM」プランの説明
「DTI 見放題SIM」は「DTI 20’s SIM」のポイント1で挙げたサービスに的を絞ったプランとなります。つまり、YouTube,Twitter,radiko,マイナビのデータ通信が基本データ通信量(7GB)にカウントされないプランです。音声プランはなくデータSIM専用のプランとなります。
こちらもSIMカード単体のプランと、ルータをセットにしたプランがあります。ルータセットのプランは「DTI 20’SIM」も「DTI 見放題SIM」も料金は全く同じです。
以上、「DTI 20’s SIM」と「DTI 見放題SIM」についての説明でした。なかなか面白いプランだと思います。容量が7GBついていて、さらにYouTubeやTwitterなどに関わるデータ通信がカウントされない訳ですから、通信量が足りなくて困っている方には非常にお得なプランと言えます。
その他オプションサービスや注意点
かけ放題オプション「おとくコール10」
「おとくコール10」は10分以内の通話が何度でもかけ放題となるプランです。通常のプランなどの下記の料金を支払うことでオプションとして付加することができます。
・おとくコール10 月額820円
10分を超過しても10円/30秒と大手キャリアの通話料金の半額で通話できるメリットがあります。
ただし、専用アプリ「おとくコールアプリ」を利用して電話をする必要があります。アプリを使用するのでプレフィックス電話です。格安SIMの通話についての詳細は下記の記事を参考にしてくださいね。
「通常の音声通話」と「プレフィックス電話」と「IP電話の違い」~格安SIMにおける通話品質を知ろう~
music.jpがオトクになる特典つき
music.jpとは、音楽や映画、アニメ、書籍など約400万点の作品を配信しているサイトです。
DTI SIMと契約するとそんなmusic.jpをおとくに利用することができます。オトクな特典は下記の通りです。
- 500円分のポイントを初月プレゼント
- 月額料金500円が初月無料
- 月額料金500円で毎月640円分使える
- 毎月1500円分の動画ポイントをプレゼント
エンタメ大好きな人はmusic.jpを調べてみてくださいね。
追加容量チャージ料金
- 380円/500MB
- 600円/1GB
契約しているデータ量を使い切ってしまった場合あるいは使い切りそうな場合に、上記の料金でデータ容量を追加チャージすることができます。
最低利用期間と契約解除料
- データプラン・データSMSプラン:なし
- 音声通話プラン:最低利用期間12カ月、契約解除料9800円
DTI SIMでは、データSIMに関しては、いつ解約しても解除料は発生しませんが、音声通話SIMの場合、最低利用期間の12カ月以内に解約、または、音声通話プラン以外に変更すると9800円の契約解除料が発生してしまいますのでご注意ください。契約解除料9800円は他MVNOと比較してもなかなか高いですね。
DTI SIMの評判や評価は?!
DTI SIMは、MVNO業界の中では比較的知名度も低くシェアも低いですが、提供しているサービスのほとんどが最安クラスということもあり、近年注目が集まってきています。
料金体系はシンプルでわかりやすく、好感がもてます。複雑なプランを提供しているMVNOも最近増えてきていますが、大手キャリアと違ってMVNOにはこういったシンプルさを大事にしてもらいたいところです。
「20’SIM」「DTI 見放題SIM」など若者向けのサービスがかなり充実しています。特にYouTubeはデータ容量を大量に消費するので、このようなカウントフリープランは非常に助かります。マイナビについては、やや使用する人が限定されすぎていてあまり嬉しいサービスとは言えないかもしれませんね。
料金の最安で争っている格安SIMに、DMMmobileが挙げられますが、今現在、両者の料金は10円単位しか変わらず、料金が格安SIMの選択における争点になることはほとんどないかと思います。10円単位ですので、すぐに順位が変動してしまいます。
DTIには、電話かけ放題サービスやネット使い放題サービスなど魅力的なサービスがありますし、DMMmobileには、家族データ容量をシェアできるなどのメリットがあります。このあたりは、ユーザが自分に合った格安SIMを選択するのが良いかと思います。
それにしても、ネットつかい放題プランは、激安ですね。料金だけで言ったらDTI SIMの右に出る格安SIMはいないのではないでしょうか。
しかし、一点だけ懸念事項があります。通信速度です。このようなネット使い放題のサービスは、非常に人気が高いのですが、通信回線が混雑することがあります。ユーザが少ないときは、快適ですが、ユーザが増えるにしたがって通信速度が低下してしまいます。
DTI SIMの通信速度も近年は低下ぎみで、格安SIM平均よりもやや遅いぐらいになっているようです。
まとめ
総合的に月額料金は格安SIMの最安値クラスであり、しかも、ネット使い放題、10分以内の電話かけ放題サービスを提供しているという、まさに理想的な格安SIM(MVNO)と言えます。
ただ、これから、ネット使い放題サービスによって、回線が混雑し、通信速度が低下することが懸念されます。最新の口コミなどに気をつけて検討することをおすすめします。