SMSってよく聞くけど、必要なのかよくわからない方のためにSMSについてまとめました。多くの格安SIMでは、SMSをつけるかどうか選択できるようになっています。ここで、しっかりと、SMSが必要かどうか判断していきましょう。因みに、「SNS」はソーシャルネットワーキングサービスのことなのでお間違えの無いように::
Contents
SMSって何?
SMSは、ショートメッセージサービスの略です。メッセージなので、基本的にはメールのようなものですが、異なるのは、宛先が電話番号であることです。相手の電話番号さえわかれば、メッセージを送信することができるのです。
相手のメールアドレスがわからないときも、電話番号さえわかればメッセージを行うことができるので、便利なこともあります。
大手キャリア(au,ドコモ,ソフトバンク)では、標準でSMS機能がついているのですが、格安SIM(MVNO)では、SMS機能をつけるかつけないか選択できることが多いです。
個人的には、絶対にSMSはつけておいたほうがよいと考えています。その理由は次の節で!
SMSで送信できる文字数は?
少し話が脱線しますが、SMSで送信できる文字数は制限されており、全角70文字までの短いメッセージしか送ることができません。文字数を超過した場合は、エラーが発生して送信できません。
SMS機能が必要な理由を徹底解説!
SMSがないとLINEなどのアプリが使用できない!
メッセージアプリの「LINE」では、SMS認証が必要です。初期設定の際やアカウントの認証を行う際に、個人と電話番号を特定するためにSMSが必要となります。
初期設定の際に、電話番号を登録すると、その電話番号宛にSMSが届きます。届いたメッセージ内に4桁の暗証番号の記載があるので、それをLINEに入力することで認証が完了します。
厳密には、Facebookを使った認証方法もあるのですが、基本的にはSMSが必要と覚えておいてください。
さらに、LINE以外でもSMS認証が必要となるアプリやサービスがあります。
SMS認証が必要なアプリケーションを調査!
SMS認証が必須になるアプリケーションを下記にまとめました。
- LINE
- カカオトーク
- モバゲーやGreeなどのゲーム
LINEやゲームをよく使用する方は、必ずSMS機能を付けましょう!
SMSを付けないとアンテナピクト問題が発生するかも!
アンテナピクト問題とは?!
大手キャリアの通信回線は、電話に使う音声通話網とネット接続に使うデータ通信網で構成されています。MVNOも、大手キャリアから回線を借りているので、同様に、音声通話網とデータ通信網を使用しています。
通常、スマホ端末は、音声通話網とデータ通信網の両方に接続しようと試みます。しかしながら、データSIM専用のSIMカードをスマホ端末に使用した場合、スマホ端末は音声通話網には当然ながら、接続できません。
この際に、スマホ端末は、常に音声通話網に接続しようと、必死に頑張りつづけます。絶対につながることはないのに、つなげようと必死なのです。この状態のことをアンテナピクト問題と呼んでいます。
このアンテナピクト問題が発生すると、スマホ端末の内部プログラムが、バッテリー消費の大きいセルスタンバイというプロセスを行ってしまいます。このことをセルスタンバイ問題とも呼んでいます。
まとめると、音声通話できない→アンテナピクト問題→バッテリー消費が異常に激しい、という状態に陥ってしまうのです。
SMS機能を付けると、なぜアンテナピクト問題が起きないのか?
アンテナピクトを回避するためには、はじめから音声電話対応のSIMカードを使う。あるいは、SMS機能を付けるという方法があります。
ではなぜ、SMSを付けるとアンテナピクト問題が解消されるのでしょうか。実は、SMSは、音声通話網を使ってメッセージを送っているため、スマホ端末としては、音声通話網につながっているのです。したがって、アンテナピクト問題を回避することができます。
SMSつけるとどれぐらい料金が違うのか?
格安SIMでSMS機能を付加すると、どれぐらい料金が加算されるのかいくつか調べてみました。
おおよそ、IIJmioの場合+140円、mineo+120円、LINEモバイル+120円、楽天モバイル+120円となっており、100円~200円ぐらい料金を上乗せするだけで、SMSを使えることが多いようです。
まとめ
格安SIMでSMS機能をつけるべき理由について、いろいろと書いてきました。普段、SMSって使う機会が少ないので見落としがちな機能ですが、実は、結構重要な役割を果たしています。
改めて、SMS機能が必要な理由をまとめておきます。
- LINEやゲームなどの認証
- データSIM専用SIMを購入した際に発生する、アンテナピクト問題を防止
おおよそ数百円を払うだけで、付けることができる機能ですので、迷わず付けてみてはいかがでしょうか。