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はじめに:ガラケーって、そもそも何?
ガラケー、略さずにいうとガラパゴス携帯。独自の生物が多くいるガラパゴス諸島という名にちなんで、日本独自の機能を持つ携帯をガラパゴス携帯、略してガラケーといいます。ガラケーっていう言葉もだいぶ廃れてきましたね。最近はフィーチャーフォンって言ったりもしますね。
ちょっと余談ですが、このようなニュースがありました。
「ガラケー生産終了:2017年以降に生産終了」
ガラケーが2017年以降生産がなくなってしまうらしいです。
とは言え、あの折り畳み式が通話しやすいといった方も多いのではないでしょうか。私も通話専用のガラケーを保有しています。
では、本題に入っていきましょう。
「ガラケーを格安SIMで使えるなら使って、携帯料金を抑えたい!」
と思ってこのサイトを訪れて頂いた方には、申し訳ありませんが、ガラケーを格安SIMで使うことは、あまりお勧めできません。ガラケーで使える格安SIM(MVNO)は存在しますが、個人的には、おすすめしません。
では、私がおすすめしない理由を書いていきます。
ガラケーを使えるMVNOが非常に限定されている
ガラケーを使える MVNOは2016/11時点で、b-mobile 1社しかありません。
b-mobileの「携帯電話SIM」であれば、ガラケーで使用することが可能です。
b-mobileは、こちらの記事にありますように、ドコモの回線を借りているMVNOです。
したがって、使用できる端末はドコモの端末かSIMフリー端末のどちらかに限定されてしまい、auやソフトバンクのガラケーは使用できませんので、注意してください。
そもそも電話料金がそんなに安くならない
では、b-mobileだと、月額料金はいくらぐらいになるのか見てみましょう。
一番安いプランだと、基本料金は1290円で、無料通話1300円分が含まれています。
これは安いのか、得なのか、大手キャリアを代表して、ドコモのプランと比較してみます。
b-mobile 携帯電話SIM | docomo タイプSSバリュー | |
月額基本料 | 1,290円 | 1,204円 |
通話量 | 20円/30秒 | 20円/30秒 |
無料分 | 1300円分の通話量 | 1000円分の通信量 |
どうでしょう?ほとんど変わらないかと思います。
やや安いかもしれませんが、誤差の範囲です。
今回は、ドコモを例にとりましたが、au,ソフトバンクもほとんどドコモ同様の料金プランだと思います。
さらに、格安SIMのb-mobileには、まだまだデメリットがあります。
次です。
4. データ通信が全く使用できなくなる
先ほど例に挙げた、ドコモのプランだと、無料通信分1000円ですので、iモードなどのデータ通信料と通話料金の両方を含んでいます。
一方、b-mobileは、完全に通話のみしかできず、データ通信を行うことはできません。
ちょっと天気がみたい、と言っても見る術はありません。
キャリアメールが使用できなくなる
当然、データ通信ができないわけですから、メールもできません。
今まで使用していたキャリアメールも、使用できません。
まとめ
考えてみてもほとんどメリットはありません。
格安SIMとは言え、格安にならないのであれば、移行する必要はないでしょう。
格安SIMは、スマホ端末を対象としていますので、ガラケーを使用する方は、
現在のキャリアで引き続き使用するのが良いと思います。