格安SIMの中には、データ容量を消費する高速通信と、データ容量を消費しない低速通信を切り替えられるものがあります。
特に、少ないデータ容量のプランを契約する方は、低速通信をうまく活用して、データ容量を温存することができるので、重宝する機能です。
このページでは、そんな高速通信のオンオフ機能がある格安SIMを徹底的に比較します。当ブログ独自ランキング形式で発表していきます。
Contents
高速通信と低速通信の切り替え機能って何?
簡単に、「高速通信と低速通信の切り替え機能」について、理解を深めておきましょう。(格安SIMによっては、「ターボ機能のオンオフ」と言うこともありますが同じ機能を意味しています)
ほとんどの格安SIMのプランでは、毎月の決められたデータ容量の範囲内なら、高速通信(4G/LTE回線)でインターネットを利用できます。ただ、もしもデータ容量を超過すると、低速通信しか利用できなくなってしまいます。
低速通信しか利用できなくなると、肝心の時にインターネットに接続できないなど、結構困ってしまいますよね。
そんなときに、高速通信と低速通信の切り替え機能があれば、事前にデータ容量を超過しないように、低速通信に切り替えて、データ容量を節約することができます。
低速通信であればデータ容量を全く消費しないので、データ容量を温存することができるんですね。
でも、低速通信で何ができるのか?気になる方も多いと思いますので、低速通信でできることを下記にまとめてみました。
- LINEメッセージ|〇
- LINE通話|〇
- メール(テキストのみ)|〇
- ウェブサイトの閲覧|△
- 動画視聴|×
- マップ(地図)|×
- アプリダウンロード|×
- LINEビデオ通話|×
LINEやメールなら低速通信で利用することができます。LINEの通話に関しては、微妙なところですが、私がUQモバイルで試したところ、何も問題なく通話することができて驚きました。
また、ウェブサイトの閲覧はテキスト中心のサイトなら時間は数秒かかりますが、表示することができます。地図アプリは時間がかかりすぎるので実使用できないので、高速通信で利用するしかありません。
低速通信でできることも多いので、上手く高速通信と低速通信の切り替え機能を使っていきたいですね。それでは、そんな高速と低速のオンオフができる格安SIMを比較しましょう。おすすめ順に発表していきます。
高速/低速の切り替えができる格安SIMを比較|ランキング発表
No.1 UQモバイル(UQ mobile)
格安SIM | 回線 | 料金 |
おすすめポイント! |
au | 3GB: 980円~ |
|
UQモバイルでは、ターボ機能という名前で高速通信の切り替え機能を提供しています。
「UQ mobile ポータルアプリ」というアプリを提供していて、「ターボ機能」というボタンをタップすることで、高速通信と低速通信を切り替えることができます。
UQモバイルの低速通信は、他の格安SIMよりもやや速いことが特徴です。「ぴったりプラン/おしゃべりプラン」であれば、低速通信が300kbpsで利用することができます。
他の格安SIMの低速通信の速度が200kbpsであることを考えると、1.5倍の速度ですので、かなり速い速度であることがわかります。
また、UQモバイルは高速通信時の速度も他の格安SIMと比較すると非常に高速で、回線混雑時でも安定した通信速度で利用できるメリットがある格安SIMです。速度を重視する方に、当ブログで最もおすすめする格安SIMです。
No.2 DMM mobile(DMMモバイル)
格安SIM | 回線 | 料金 |
おすすめポイント! |
docomo |
1GB: 630円~ |
|
DMMモバイルでも、高速通信と低速通信を切り替えることができます。
専用のアプリ「DMM mobile」を起動して、高速データ通信のON/OFFボタンをタップするだけで切り替えることができます。
DMM mobileは、格安SIMの中でも料金への意識が高く、多くのプランで最安に近い料金を提供してくれています。特に1GB,2GB,3GB,5GBのプランでは、格安SIMの中で最安、あるいは、最安値から数十円しか変わらない安さを実現しています。
料金が安いのでサービスが心配になりますが、今回紹介した低速通信の切り替え機能や初速が速くなるバースト転送と言う機能もあり、かなり充実しています。1GBから10GBや20GBといった大容量プランもあるので魅力的な格安SIMです。
No.3 mineo
格安SIM | 回線 | 料金 | おすすめポイント! |
docomo au |
500MB: 700円~ |
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mineoはドコモ回線のプラン(Dプラン)とau回線のプラン(Aプラン)を提供していますが、どちらの回線タイプでも高速通信と低速通信の速度切り替えが可能です。
mineoでは、高速と低速をワンタップで切り替えられるアプリ「mineoスイッチ」を提供していて、使い勝手が良いです。下記の図のようにスイッチをオンにすれば、低速通信(200kbps)となりデータ容量を消費しないように設定できます。
mineoは、他の機能も充実していて、パケットギフトで友達や家族にパケットをプレゼントすることができるなど、人気の格安SIMです。料金も格安SIM上位で、サービスも充実していて、回線種類も選べるので、幅広い人におすすめです。
No.4 IIJmio
格安SIM | 回線 | 料金 |
おすすめポイント! |
docomo au |
3GB: 900円~ |
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IIJmioも高速通信の切り替え機能があります。mineoと同様、ドコモ回線のタイプDプランとau回線のタイプAプランを提供していますが、どちらの回線でも切り替え機能を使用することができます。
IIJmioでは、「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」というアプリを提供していて、ON/OFFボタンをタップすることで、簡単に高速通信と低速通信を切り替えることができます。
IIJmioでは、パケット(データ通信量)のことをクーポンと呼んでいます。クーポンスイッチは、パケットを消費するオンモード(高速)とパケットを消費しないオフモード(低速)を切り替えるという意味で名付けられたと推測します。
IIJmioは、格安SIMが出始めたころから、優れたサービスを提供していて人気のある格安SIMです。どの料金プランも格安SIMの中で上位に位置する安さです。また、ファミリーシェアプランという家族でシェアできるとてもお得なプランも提供していて、おすすめの格安SIMです。
No.5 楽天モバイル
格安SIM | 回線 | 料金 |
おすすめポイント! |
docomo |
3.1GB: 900円~ |
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楽天モバイルも、高速通信とデータ通信量がかからない低速通信を切り替えることができます。
楽天モバイルでは、「楽天モバイル SIMアプリ」というアプリを提供していて、下図のように、高速データ通信のON/OFFボタンをタップすることで切り替えることができます。
楽天モバイルの特徴は、スマホ端末が豊富なことです。新しいスマホを購入する場合は、格安SIMとセットでスマホ端末を購入する方がお得なケースが多いです。
楽天モバイルでは、1万円台から買えるリーズナブルなスマホから、10万円近いハイスペックスマホまで、幅広く品揃えがよいので、端末購入を検討している方は、要チェックの格安SIMです。
No.6 OCNモバイルONE
格安SIM | 回線 | 料金 |
おすすめポイント! |
docomo |
3GB: 1100円~ |
|
NTTグループが運営するOCNモバイルONEも、高速通信のオンオフ機能に対応しています。
提供されているアプリ「OCNモバイルONEアプリ」で、節約モードのON/OFFボタンをタップするだけで、高速通信と低速通信を切り替えることができます。
このアプリは、2018.4月にリニューアルして、上図のようなフラットデザインの使いやすいUIとなりました。まあ、それにしても各社とも似たようなアプリ画面ですね。。。
OCNモバイルONEは、料金的にはそれほど安いプランは少ないですが、1日に使えるデータ容量が決められている日単位コースなど他の格安SIMにはない独自プランを提供しています。また、無料のWiFiスポットも提供しているなどサービス面も充実している格安SIMです。
まとめ
以上、高速通信と低速通信の切り替え機能がある格安SIMの比較でした。ここで挙げた格安SIMは、高速通信機能の切り替え機能があるだけでなく、料金やサービス面でもどれも格安SIMの上位に位置する格安SIMです。
高速通信の切り替え機能というややニッチな機能にまで目を向けて対応している格安SIMというのは、料金や他のサービスも充実しているということですね。
高速通信の切り替え方法に関しては、どの格安SIMもほとんど差はなくて、アプリを使って1タップで切り替えすることができます。
低速時の通信速度に関しては、UQモバイルの一部プランで、他の格安SIMよりも速い300kbpsで利用できるので、頭1つ抜けています。
この中から、ご自分の使用用途に合った格安SIMが見つかれば嬉しいです。今回の記事が少しでも格安SIM選びの参考になれば幸いです。