nuroモバイルは、ソニ―ネットワークコミュニケーションズが運営する格安SIMです。
nuroモバイルは、1GB刻みのプランを提供するなど、他の格安SIMにはないプラン展開が特徴的ですが、その中でも最も特徴的なプランが「5時間プラン」です。業界初のプランです。
「5時間プラン」では、データ容量の制限がなく、1日5時間まで使用できるというプランとなっています。
この記事では、「5時間プラン」の特徴や料金、評判や注意点を徹底的にレビューして、本当にお得なプランなのか、管理人が判断します。
Contents
nuroモバイル 5時間プランの特徴!丸わかり!
1日5時間まで!データ通信量の制限はなし!
他のプランでは、ひと月に使えるデータ容量に応じて料金を支払う形ですが、「5時間プラン」では、1日に5時間データ通信が使えるという条件で、月額料金を支払うことになります。
ですので、データ通信量は一切関係なくなります。今までなら、「残り300MBしかないから節約しなきゃ!」とか考えていた方も多いと思いますが、この「5時間プラン」では全く気にする必要はありません。下の図のように色々な使い方が考えられます。
例えば、5時間連続でYoutubeなどの動画再生を行っても、全く問題ありません。他のプランですと、5時間連続で動画再生(360p画質)を行うと2GBぐらいのデータ通信量がかかってしまいます。さらに、720pの高画質で5時間再生すると、5GBですから、20日視聴するとしたら、月になんと100GBのデータ容量が必要になります。
「5時間プラン」なら、5時間までならどれだけ動画を再生しても問題ないですから、ヘビーユーザにはとってもありがたいプランです。
3日間制限も関係なし!気にするのは時間だけ!
格安SIMでは、連続する3日間の合計データ通信量が規定量を上回ると、通信速度が低速に制限される、いわゆる3日間制限を導入しているプランが非常に多いです。
しかし、この「5時間プラン」なら3日間のデータ通信量も気にする必要はありません。「5時間プラン」が通信制限がかかって、低速になってしまうのは、1日5時間を超えてしまった場合だけです。
そのため、先ほど説明したように、1日に連続で5時間動画を観ても問題ありません。他のプランだと、5時間も連続で動画を観れば、ほぼ確実に3日間制限にかかってしまうでしょう。
高速通信と低速通信が自動で切り替わる!
「5時間プラン」では、高速通信のときだけ、持ち時間を消費する仕組みです。つまり、低速通信(200kbps)の時は全く持ち時間を消費せず、高速通信の時間が合計5時間使用できるというわけです。
ですので、できるだけ高速通信を使わずに、低速通信をうまく活用したいですよね。「5時間」プランでは、そのようなことも考えていて高速通信と低速通信が自動的に切り替わる仕組みを導入しています。
メールやLINEなどデータ通信量が少ない通信は、低速通信にして、ネットサーフィンや動画視聴などデータ通信量が多い通信は、高速通信に自動的に切り替わります。
5時間を超えても低速通信は使える
1日5時間、高速通信が使える「5時間プラン」ですが、5時間を超えた場合も低速通信(200kbps)は利用可能です。
メールやLINEぐらいの小容量なら、制限がかかっていても不自由なく使うことができます。
nuroモバイル 5時間プランの料金
プラン | データ通信(SMSなし) | データ通信(SMSあり) | 音声通話対応 |
---|---|---|---|
5時間/日 | 2500円 | 2650円 | 3200円 |
「5時間プラン」はデータSIM専用と音声通話対応プランがあり、それぞれ月額2500円、月額3000円となります。SMS付きのデータSIM専用プランは2650円ですが、LINEなどの認証時にSMSを利用しますので、SMSは付けておくことをおすすめします。
nuroモバイルでは、月の容量で選べるプランも提供しています。その中の10GBプランと5時間プランを比較してみましょう。音声通話付きプランで比較すると、「5時間プラン」が3200円なのに対して、「10GBプラン」が3000円で提供されています。
200円の差で、毎日ネットが5時間使えると考えると、「5時間プラン」の方がお得な気がしますね。
最低利用期間について
nuroモバイルのデータSIMには最低利用期間はありませんが、音声通話SIMには12カ月の最低利用期間が設けられています。
12カ月以内に解約すると解約手数料として((12カ月-利用月数)×1000円)が発生してしまいますのでご注意ください。
大手キャリアのように2年以上の契約ではなく、12カ月ですので、気に入らなければ早目に解約できるので安心ですね。
nuroモバイル 5時間プランの注意点
5時間を超えてもデータ容量チャージはできない
他のプランですと、月のデータ容量を超過した場合、100MB単位や500MB単位でデータ容量を購入することができるのですが、「5時間プラン」では、5時間を過ぎると、低速通信になり、追加のデータ容量をチャージすることができません。
5時間を超えてしまった場合は、低速通信で使うしか方法がありません。いざという時にチャージができないので注意してください。
高速データ通信は5分単位で消費される
5分単位で時間は消費されていきます。例えば、1分間だけ、ネットを観ただけでも5分間分消費されてしまいます。
いったん、高速通信につながると5分間は高速通信に接続された状態となります。例えば、動画を少しだけ再生して止めて、また動画を少しだけ再生して・・・と繰り返すような使い方は、高速通通信が使える時間を無駄に消費してしまうので注意が必要です。
データ繰り越しができない
5時間プランだと、データ容量の繰り越しサービスが適用できません。他のプランの場合は、月のデータ容量が余ったら、翌月に繰り越して使うといった柔軟な対応ができたのですが、5時間プランでは、1日に使わなかった時間を翌日に繰り越したりといったサービスはありません。
例えば、平日は、データ通信を1時間ぐらいしか使わなくて土日には4時間ぐらい使うような使い方をする人には、このプランはあまり向いていません。データ通信を温存できないので、1日ごとに使用する時間にムラがない人に向いているプランですね。
ドコモ回線のみでソフトバンク回線には対応していない
nuroモバイルの5時間プランは、ドコモ回線を利用しています。nuroモバイルのその他のプランでは、ソフトバンク回線も選択できるのですが、5時間プランではドコモ回線のみとなっています。
ですので、ドコモのスマホならそのまま使用することができます、ソフトバンクやauのスマホの場合はSIMロックの解除が必要になります。もちろん、SIMフリー端末も問題なく使用できます。
5時間プランはお得なのか?評判は?
「5時間プラン」の概要はわかってきましたが、実際に使用しているユーザの評判はどうなんでしょうか。特に気になる速度の評判を見ていきましょう。
nuro mobile 5時間/日プラン、この時間だからだろうけど、DAZNやプライムビデオならまったく問題なし
— 心の穢い昼行灯(51) (@black_ando) April 30, 2017
https://twitter.com/dreamseed/status/827462657301057536
うちは家に人間がいる時間が短いので、ためしにnuroモバイルの1日5時間プランにしてみた。例のごとくNexus 5X→ちびファイ→AtermでPCとかタブレットを接続。時間帯によってかなり速度にムラがある印象。調子いい時でやっと3Mbps超える感じ。 pic.twitter.com/rlgPraa3Ns
— Takashi SASAKI 佐々木隆志 (@TakashiSasaki) May 14, 2017
色々とユーザの評判を見てみると、かなり日によって速度ムラが激しいようです。常に安定した早い速度は期待できませんが、常に遅くて使いものにならないという感じでもありません。
格安SIMでは、回線が混雑する時間帯は通信速度が遅くなる傾向にあります。おそらく、nuroモバイルも同様に回線の混雑状況によって速度の評価は変わってきます。現時点では、使える範囲の速度ですが、これからユーザ数が増えることよって速度が低下する可能性もあるので、注意してくださいね。
まとめ
以上、特徴や料金、注意点、評判などを検証してきましたが、当ブログとして「5時間プランをおすすめする人」は、下記の条件を満たしている人です。
- 1日にデータ通信を使用する時間が5時間未満の人
- 動画を視聴するなど、大容量の通信をたくさん行う人
どんな人が上記に当てはまるのか想像してみると、サラリーマンや学生さんで昼間はそんなにデータ通信は使えないけど、「往復の通勤通学の時間が長くて動画をいつも見ているんです」という方にぴったりのプランだと思います。
ぜひ検討してみてください。