LINEモバイルは、2016年9月21日に、正式サービスを開始しました。
皆さんもご存知の通り、LINEはSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)大手の会社です。格安SIM市場はどんどん大手の会社が新規参入しており、競争激化の様相を呈しています。最近では、楽天モバイルも参入していますしね→「楽天モバイルの特徴と評判を徹底検証＜2016最新＞ 」
では、SNS大手がMVNOに参入したことで、ユーザにどのようなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。特徴や評判を詳しく見ていきましょう。
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Contents
LINEモバイルの概要と特徴
通信回線はドコモの回線を利用
通信回線は、NTTドコモの回線を利用していますので、ドコモのスマートフォン端末であればLINEモバイルでそのまま使用することができます。
最大の特徴は「コミュニケーションフリー」
LINEモバイルの特徴は、なんといっても「コミュニケーションフリー」に集約されます。
ここでのコミュニケーションとは、ネット上の「LINE」「Twitter」「Facebook」などを指しています。これらの主要機能に関するデータ通信量のカウントを”フリー”にするということです。
言い換えれば、ユーザが大容量動画などを頻繁に利用したとしても、データ通信量を一切に気にすることなく、「LINE」「Twitter」「Facebook」などを通して快適なコミュニケーションを行うことが可能です。
LINEのID検索機能に対応
他のMVNOでは、LINEのID検索機能を使用できないことがデメリットとしてありましたが、LINEモバイルなら、大手キャリアで対応しているように、LINEのID検索を行うことが可能です。
この機能により、誰かと友達になる際に、相手のIDを自分のLINEに登録することで友達になることができます。QRコードなどを利用する方は、ID検索は不要ですので、この機能はあまり必要ないかもしれませんが。。。
また、他のMVNOであれば、SMS付きでないとLINEを使用できなかったのですが、LINEモバイルであれば、SMS登録なしでLINEを使用することができます。
LINEで使えるポイントが貯まる
月額基本利用料の1%分のLINEポイントが貯まります。貯まったポイントは、LINEのスタンプの購入などに利用することができます。
LINEモバイル同士ならデータを分けあえる
LINEモバイルを使っている友達に自分のデータ容量をプレゼントすることができます。家族でLINEモバイルを契約すれば、データ容量を分けあえるので、便利だと思います。
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LINEモバイルの基本料金プラン
LINEモバイルには、大きく分けて2種類の料金プランがあります。
一つは、「LINEフリープラン」と呼ばれる料金プランです。LINEに関しては、全てデータフリー(データ通信無料)で利用が可能となるプランです。
二つ目は、「コミュニケーショフリープラン」と呼ばれる料金プランです。 LINE、Twitter、Facebook、Instagramに関して、データフリー（データ通信無料）で利用が可能となるプランです。
では、「LINEフリープラン」と「コミュニケーションフリープラン」の詳細を見ていきましょう。
LINEモバイルの「LINEフリープラン」
| データ容量 | 月額基本料金 | |
|---|---|---|
| データSIMのみ | 1GB | 500円 |
| データ+SMS | 1GB | 620円 |
| データ+SMS+音声通話 | 1GB | 1200円 |
データ通信のみであれば、月額５００円で１GBのデータ通信が可能です。SMSが必要であれば＋１２０円、通話も必要であれば＋７００円となります。ここでいう、通話とは、０８０、０９０などの電話回線を使った通話のことです。もちろん、ネット回線を使ったLINEの通話は全プランで利用可能です。
また、LINEモバイルは、LINEを利用する際にSMSを必要としないので、SMSなしの500円のプランで、LINEを利用できるといったメリットがあります。
「LINEフリープラン」のデータ容量は、１GBと少なめですが、LINEに関する機能（音声通話、トーク、画像や動画の送受信）がデータフリー（通信量無料）で利用できるので、「データ通信は主にLINEでしか使わないよ」、という方には、非常におすすめのプランとなります。
ここで、１GBのデータ通信容量でできることってどれぐらいか考えておきましょう。
- テキストメール（３００文字）：６６０００回
- ホームページ（３００ｋB）：３３００回
- Youtube(４MB)：４時間
上記が参考の値となります。やはり、動画をよく見る方には、かなり厳しいデータ容量かと思います。しかし、仮に１GBの上限を超過した際には、0.5GBあたり５００円で追加購入することもできるので、安心してください。
「もっとデータ通信もたくさんするよ」という方には、次のコミュニケーションフリープランのほうが合っていると思います。
LINEモバイルの「コミュニケーションフリープラン」
| データ容量 | 月額基本料金 | |
|---|---|---|
| データ+SMS | 3GB | 1110円 |
| 5GB | 1640円 | |
| 7GB | 2300円 | |
| 10GB | 2640円 | |
| データ+SMS+音声通話 | 3GB | 1690円 |
| 5GB | 2220円 | |
| 7GB | 2880円 | |
| 10GB | 3220円 |
「コミュニケーションフリープラン」では、３GB～１０GBと使いたい容量を選択することができます。
また、「LINEフリープラン」は、LINEに関するデータ通信がフリーであったのに対して、「コミュニケーションフリープラン」は、LINE,Twitter,Facebook,Instagramをデータフリーで利用することが可能です。データ容量を使い切ってもこれらに関しては、高速で通信が可能です。
ここでも、データ容量について考えておきましょう。3GBあれば下記ぐらいは使用できます。
- テキストメール（３００文字）：１９８０００回
- ホームページ（３００ｋB）：９９００回
- Youtube(４MB)：１２時間
私の独断ですが、目安として、家にネット回線がありwifiを使用できる方は、おそらく3GB程度あれば、十分かと思います。電車通勤、通学時間が長くて、ネットを頻繁に使う方は、5GBが良いと思います。
一方、家にネット回線がない方は、7GB、10GBから選択したほうが良いかと思います。
仮に、データ容量を超過した場合は、最大200kbpsの低速になってしまいますが、0.5GBあたり５００円で追加購入すれば、通常通り高速で使用することができます。
「LINEフリープラン」と「コミュニケーションフリープラン」それぞれ解説してきましたが、どちらも余ったデータ通信量は、翌月末まで繰り越すことが可能です。また、電話回線を利用した通話料金は、どちらも２０円/３０秒と他のMVNOと同じ料金となっています。
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LINEモバイルの評判や評価は？
LINEモバイルはSNS大手として、鳴り物入りでMVNOへ新規参入しました。LINEという巨大なSNSをどう活用して、われわれユーザにメリットを与えてくれるのか、期待感を持って待ち遠しく感じていた人も多かったように思います。メディアなどにも取り上げられ、宣伝効果も抜群でした。
実際、LINEモバイルが提供を発表した「LINEフリープラン」は月々500円でLINEが使いたい放題ということで、他MVNOには、到底真似のできない独自のプランとなっています。
小さいお子さんなど、まずはLINEだけでいいから頻繁に友達とコミュニケーションを図りたい、といった方にとって、500円というプランは、非常に喜ばしいプランではないでしょうか。
結局、子供がスマホを持ちたい理由は友達とつながっていたいからです。LINEモバイルは、LINEというコミュニケーションツールを提供し、代わりにデータ通信量を割り切り、500円というMVNO最安値を実現することで、”つながっていたい”という要望に直球で答えることを選びました。
また、「コミュニケーションフリープラン」では、Twitter,Facebook,Instagramといった超巨大SNSを、データ通信量無料で使用できるようにしました。スマートフォンの使い方として、従来、電話、メール、ネットが主流でしたが、さらにその先の流行である”SNS”に特化した料金プランとなっています。この辺りは、LINEがいかにSNSによるコミュニケーションに重きを置き、これからの発展を予期しているかがよくわかります。
あーだ、こーだ、といろいろ書いてきましたが、LINEモバイルは、LINEやSNSを頻繁に利用する方にとっては、メリットが大きい格安SIMと言えると思います。
当ブログでは、用途別におすすめの格安SIMを紹介しているのですが、SNSをよく使うよという方にLINEモバイルを一押ししています。
参考記事→「SNSしかほとんど使わない方へおすすめの格安SIM！当ブログ独自ランキング」■公式HPはこちら→ LINEモバイル
まとめ
LINEモバイルは、SNSに重点を置いた新しいMVNOとして誕生しました。LINEをよく利用される方は一度購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
他のMVNOにはない独自性があって、個人的には、面白いMVNOがでてきたなという感じです。これから、MVNO業界は、大手企業の参入が予測されますが、このように独自性を持ったプランを発表してくれるのは、ユーザの選択肢が広がって、ユーザメリットが大きくなるので、非常にいい傾向だなと思います。
以上です。
より詳しい情報を知りたい方は公式HPへ→ LINEモバイル