BIGLOBEモバイルのプランは、大きく分けて「タイプA」と「タイプD」の2種類のプランを提供しています。「タイプAとタイプDどちらを契約した方がいいのか、悩んでいる」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、BIGLOBEモバイルが提供する「タイプA」と「タイプD」の速度や料金など違いを徹底検証して、どちらがおすすめなのか、チェックしていきます。
Contents
BIGLOBEモバイルのタイプAとタイプDの違いまとめ
いきなりですが、タイプAとタイプDの違いをまとめたので、確認しておきましょう。
タイプAとタイプDの違いを丸わかり
一目でわかるように違いを表にまとめました。
タイプA | タイプD | |
---|---|---|
使用回線 | au | docomo |
通信速度 | 〇 | ▲ |
テザリング対応 | ▲ | 〇 |
料金 | 〇 | 〇 |
タイプAとタイプDの主な違いは、このようになります。これだけでは、よくわからないと思いますので、これからそれぞれの項目の詳細を解説していきます。最後に、タイプAとタイプDの選び方についても書いたので参考にしてくださいね。
タイプAとタイプDでは通信速度が異なる
使用している回線が異なるので通信速度も異なる
タイプAとタイプDの一番の違いは、使用している回線が異なることです。タイプAは、au回線を、タイプDはドコモ回線を使用しています。
BIGLOBEモバイルに限らず格安SIMは、大手キャリア(ドコモ,au,softbank)いずれかの回線を借りて使用しています。BIGLOBEモバイルでは、au回線(タイプA)かドコモ回線(タイプD)かを選択できるようになっています。
タイプAとタイプDでは、使用している回線が異なるとはいえ、auもドコモも安定した回線を提供してくれています。ただ、格安SIMの場合、ユーザ数が多いと回線が混雑して、通信速度が遅くなる傾向があるので、タイプAとタイプDの通信速度が異なります。
タイプAとタイプDではどっちが速い?
ここでは、タイプAとタイプDでは、どちらがより通信速度が速いのかチェックしていきます。
通信速度については、実測した結果を見てどちらが速いか判断するのがおすすめです。それでは通信速度の実測結果をチェックしていきましょう。
タイプAとタイプDの1日(2018/9/4(火))の通信速度の推移です。時間帯別で比較すると、
朝:タイプA=7.7Mbps、タイプD=6.2Mbps
昼:タイプA=1.3Mbps、タイプD=0.5Mbps
夜:タイプA=5.5Mbps、タイプD=1.1Mbps
このように比較すると、すべての時間帯でタイプAの方が通信速度が速いことがわかります。この実測データはとある1日の比較ですが、他の日の測定結果でもタイプAの方が速い傾向にあります。
お昼の時間帯は、回線が混雑する時間帯なのでほとんどの格安SIMで速度が低下する傾向にあり、BIGLOBEモバイルも例にもれず速度が低下しています。ただ、タイプAなら1Mbps以上の速度がでているので、ネットサーフィンぐらいならほとんどストレスなく通信できる速度と言えます。
タイプAとタイプDではテザリング対応が違う
タイプAとタイプDでは、テザリングに対応できる機種が異なります。結論から申し上げると、タイプAでテザリングできる機種はかなり少数となります。テザリングを必ず使いたいという方は、タイプDがオススメです。
テザリングって何?
テザリングという言葉を知らない方も多いと思いますので、少し説明しておきます。テザリングは、簡単にいうと、スマホからWiFiを飛ばすことができる機能のことです。
例えば、テザリングができると、カフェなどでスマホからWiFiを飛ばすことで、手持ちのノートPCやタブレットをインターネットに接続できます。言い換えれば、スマホ1台あればどこでも、ノートPCやタブレットをインターネットに接続できると言えます。
カフェでノートPCなどで作業をしたい方は、テザリングができる機種を選択しておくべきです。WiMAXなどモバイルWiFiを持ち歩くという選択肢もありますが、月々の料金が1000円~4000円ほど増えてしまうので、スマホでテザリングした方がかなりお得です。
タイプAでテザリングに対応できるスマホ機種は少ない
タイプDならほぼ全ての機種でテザリングを行うことができますが、タイプAの場合、テザリングできる機種はかなり限定されます。
テザリングに対応している機種は以下のリンク先からチェックすることができます。
iPhoneの場合、ドコモ販売版やau販売版、Appleストア販売版など細かく分かれているので、確認する機種を間違いないように気をつける必要があります。
Appleストアなどで購入したSIMフリーのiPhoneなら、タイプDで、ほぼ全ての機種でテザリングが可能です。一方、SIMフリーのiPhoneでもタイプAの場合、テザリングできる機種は、iPhoneSE・6sだけとなります。
テザリングを使うならほとんどの機種に対応しているタイプDを選択する必要があります。
タイプAとタイプDに関する補足と注意点
補足:タイプAもタイプDも料金は同じ
BIGLOBEモバイルでは、タイプAもタイプDも全く同じ料金となっています。他の格安SIMではau回線のプランとdocomo回線のプランでは、料金が少し異なることが多いのですが、BIGLOBEモバイルでは同じ料金でわかりやすいですね。
BIGLOBEモバイルでは、SIMカードのみを契約する「セレクトプラン」とスマホ端末もセットにした「スマホまる得プラン」の2つのプランを提供しています。セレクトプランの料金表は以下の通りです。
1GB (音声通話スタートプラン) | 3GB (エントリープラン) | 6GB (ライトSプラン) | 12GB (12ギガプラン) | 20GB (20ギガプラン) | 30GB (30ギガプラン) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
データ通信のみ | ー | 900円 | 1450円 | 2700円 | 4500円 | 6750円 |
データ通信+SMS | ー | 1020円 | 1570円 | 2820円 | 4620円 | 6870円 |
音声通話 (データ+SMS+音声通話) | 1400円 | 1600円 | 2150円 | 3400円 | 5200円 | 7450円 |
注意点:タイプAからタイプDへの変更は不可
一度、BIGLOBEモバイルで、タイプAを契約してから、後からタイプDに変更することはできません。
反対に、タイプDからタイプAへの変更は以下の料金を支払えば、可能ということです。
- タイプDからタイプAへ変更する時にかかる手数料:3394円
タイプAとタイプD、結局どっち選べばいいの?
以上、BIGLOBEモバイルのタイプAとタイプDの違いについて説明してきました。結局どっち選べばいいのか余計に迷った方もいると思うので、ここで私がベストだと考える判断方法を説明したいと思います。
まず使用予定のスマホを1番に考える
ドコモで購入したスマホ端末をBIGLOBEモバイルでもそのまま使いたい方は、タイプDでしか使用できません。同様にauで購入したスマホならタイプAでしか使用できません。
ですので、これでタイプAかタイプDを決定してしまって問題ありません。
次に、SIMフリーのスマホ端末をBIGLOBEモバイルで使用する方の判断基準についてです。
SIMフリー端末を使用予定でテザリングしたいならタイプDを選択しよう
SIMフリーのスマホの場合、タイプAもタイプDもどちらでも使用することができます。
ただ、テザリングを行いたい場合、タイプAは対応している機種が少なく、あまり適していません。テザリングを使いたいならタイプDを選択することをお勧めします。
また、タイプDを契約しておけば、もしテザリングを使わなくなっても後からタイプAに変更することができます。
SIMフリー端末でテザリングを使用しないならタイプAを選択しよう
SIMフリー端末でテザリングも使わない方は、迷わずタイプAを選択しましょう。BIGLOBEモバイルの契約者はタイプDの方が多いので、タイプD回線が混雑する傾向にあります。
タイプAなら回線が比較的空いていて、通信速度が速いため、タイプAの方が断然お勧めです。
以上のような考え方で、タイプAかタイプDを選択してみてはいかがでしょうか。通信速度やテザリング対応が異なりますが、まずは使用予定のスマホに対応していることが一番重要です。
BIGLOBEモバイルは、料金も安く評判も比較的良い格安SIMですので、安心して利用できます。ぜひこの記事を参考にプランを選んでみてくださいね。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。