auの子供向けスマホの料金やおすすめ機種を徹底解説【mamorino4,miraief】


「子供にスマホを安く持たせたい!」そのように考える親御さんも多いのではないでしょうか。いまや小学生の3人に1人がスマホを持っているという調査結果があります。

「子供がスマホを持ちたい」というよりも、親御さんが「子供といつでも連絡を取りたい」と考えて、契約することが多いようです。最近は共働き世帯が増えて、子供を心配する親御さんが増えてきたということです。

このページでは、auの子供向けスマホにはどんな種類があって、料金はいくらなのか、どこよりも詳しく徹底的に解説していきます。

子供と言っても年齢の幅が広いため、「小学校低学年以下の子供向け」、および、「小学校高学年~中学生の子供向け」のそれぞれに分けて、auのスマホ(mamorino4とmiraie f)を紹介します。

最後に、au以外の選択肢にはなりますが、安い料金で、子供向けスマホのおすすめ端末も紹介します。

【小学校低学年以下向け】auの子供向けスマホ端末 mamorino4

まず、小学校低学年以下のお子さんには、auが2018年に発売した端末「mamorino4」が最有力候補となります。

まずはmamorino4のスペックをチェックします。

mamorino4
メーカー ZTE社
 サイズ  56(W)×99(H)×15.5(D)mm
 重さ  約105g
 画面サイズ  2.8インチ
 カラー  プリンセスパープル、サニーイエロー、スポーティブルー
 メモリ  RAM:512MB/ROM:4GB
 連続通話時間  約530分
 バッテリー 1,200mAh
そのほか 防水、防塵に対応

mamorino4は、「マモリーノ4」と読みます。mamorino4のメーカーは、中国のZTEという会社です。中国と聞くと、印象が悪いかもしれませんが、いまや日本よりも経済発展している国ですので、信頼できないということはありません。ZTEはアメリカスマホ市場で4位に位置するなど近年注目されている企業です。

mamorino4は、スマホを操作するようにタッチパネルで電話やメールを行うことができます。アドレス帳も50件まで登録することができるので、基本的には、スマホのようなものと捉えて頂ければOKです。

そんな中国メーカーが製造するmamorino4のメリット、デメリットを詳しくチェックしていきましょう。

mamorino4のメリットは?

mamorino4を子供に持たせる主なメリットは下記の3点です。

  • サイズが小さく子供でも持ちやすい
  • 防水・防塵・耐衝撃なので雑に扱っても大丈夫
  • 防犯ブザー機能搭載で親御さんも安心
  • 子供向け機能が充実

【サイズが小さく子供でも持ちやすい】

表にスペックを一覧にまとめましたが、一番の注目すべき特長はサイズです。56mmX99mmX15.5mmですので、通常のスマホよりも圧倒的に小さいスマホということになります。

小さいお子さんに大人と同じスマホサイズは、大きすぎて落としてしまう可能性が高くなりますし、何より持ちにくいので、このようなサイズのスマホは、小学校低学年以下のお子さんには最適なサイズとなります。また、タッチパネルですので直感的な操作を行うことができます。

【防水・防塵・耐衝撃】

mamorino4は防水・防塵・耐衝撃に対応しているので、子供が落としたり、汚したりしても安心です。泥まみれになっても、さっと洗えばスマホを綺麗にできるので、扱いやすいですね。

【防犯ブザー機能を搭載】

mamorino_防犯ブザー

また、防犯ブザー機能を搭載していて、ブザーを引っ張ると、音が鳴るだけでなく、緊急連絡先に音声発信されます。また、GPSの電波を受信できるエリアに居る場合は、居場所を知らせるメールも自動的に送信することができます。

ブザーは、上の画像にもあるように丸いプラスチックとなっていて、子供でもすぐに引っ張ることができます。塾などで帰宅が遅くなる場合は、このような防犯機能がとても役に立ちますね。

【そのほかにも子供向け機能が充実】

下の図のようにその他にも子供向けの機能がたくさん充実しています。

mamorino4_子供向け機能

以上のようにmamorino4は子供に特化したスマホとして、最低限必要な機能を兼ね備えています。メリットだけをチェックしても仕方ないので、次はデメリットをチェックしていきます。

mamorino4のデメリットは?

mamorino4のデメリットは、下記の2点です。

  • Webページは閲覧不可
  • 保護者がau契約していないと損する

まず、mamorino4はサイズが小さいことと引き換えに画面サイズが2.8インチと通常のスマホよりもかなり小さくなっています。そのため、Webページの閲覧などは行うことができません。見方を考えれば、インターネットで子供が変なサイトにアクセスすることもないため、メリットとも考えられます。

次に、一番の欠点ですが、保護者の方がauに契約していない場合、家族間通話料金がなく、通常の通話料金となるので、非常に割高になります。また、GPSによる居場所検索サービスも利用できないといったデメリットがあります。

子供用のスマホとして、居場所検索ができなかったり、家族間の通話が高いというのは、許容できないデメリットです。はっきり言ってしまいますが、もしも親御さんがauを契約していないのであれば、お子さんにauのmamorino4を持たせないでください。選択肢から外しましょう。

このようなメリット、デメリットを知った上で料金をチェックしていきましょう。

auのmaorino4を子供に持たせたときの料金は?

いくらスマホの機能が良くても、月々のスマホ料金はできるだけ安く抑えたいものです。ここでは、mamorino4を子供に持たせた際の料金を見ていきましょう。

まずは月額料金です。

★mamorino4の料金
ジュニアケータイプラン: 月額500円(2年契約が条件)
mamorino4本体価格  : 月額675円(一括なら16200円)
合計月額料金=1175円

基本プランは月額500円と安いのですが、本体価格が少し高いのがイヤですね。実際には、月額料金に加えて以下の通話料金がかかります。

  • 通話料金:auの家族間なら無料、それ以外なら20円/30秒

デメリットの所で少し話しましたが、親御さんもauなら通話料金は無料となりますが、そうではない場合は、通話料金が20円/30秒がかかります。

【auの月額料金の注意点】

ジュニアケータイプランは、2年契約の場合のみ月額500円となります。ですので、もしも2年更新までに途中で解約した場合、違約金9500円が発生してしまいます。いわゆる2年縛りという契約になります。契約する際は慎重に検討しましょう。

auのmaorino4は子供向けスマホとしては優秀なのか?

個人的に、mamorino4は、人によってはおすすめできる端末です。私の意見をまとめると、

  • 親御さんがauを契約していない人→mamorino4は契約しない方がいい
  • 親御さんがauを契約している人→mamorino4は、お子さんが小学校低学年以下ならおすすめ

まず、親御さんがauを契約していない場合、家族間通話料金が無料ではなく、20円/30秒発生するので、おすすめできません。かといって、親御さんがauに乗り換えて、mamorino4を子供に持たせるほど、メリットはありません。

もし、親御さんがauを契約していて、お子さんが小学校低学年以下なら、mamorino4を契約しても良いと思います。デメリットの項目で書いたインターネットができないといったことや、スマホの画面が小さいことは、低学年以下ならそれほどデメリットにはならないからです。

月額1100円という安さで子供にスマホを持たせることができるので、mamori4を購入しても良いでしょう。

一方、auを契約していない親御さんはどうすればいいのか、という話になりますが、格安SIMを契約することがベストの選択です。本当は現在auを契約している人でも、親子で格安SIMを利用したほうが料金は安上がりなのですが、手続きの面倒さを考慮すればmamorino4を契約しても良いと思います。

おすすめの格安SIMについては、下記の記事を参考にしてください。徹底的にお子さんに必要な機能を分析して、かつ料金が安い格安SIMを選定しています。

小学校低学年以下のお子さんならTONEモバイルが一番おすすめです。TONEモバイルなら、mamorino4と同じ、あるいは、それ以上に子供向け機能が充実しています。ぜひ検討してみましょう。

続いて、auの「小学校高学年~中学生の子供向け」のスマホをチェックしていきます。

【小学校高学年~中学生】auの子供向けスマホ端末 miraie f

auが販売している子供向けスマホに「miraie f」というスマホがあります。mamorino4と比べると、より大人のスマホに近い外観をしています。

それでは、まずはスペックをチェックしてみましょう。

auのmiraie f

メーカー KYOCERA社
 サイズ  67(W)×135(H)×9.9(D)mm
 重さ  約136g
 画面サイズ  4.7インチ
 カラー  スカイブルー、スノーラベンダー、リーフグリーン
 メモリ  RAM:2GB/ROM:16GB
 連続通話時間  約1260分
 バッテリー 2,600mAh
そのほか 防水、防塵に対応

miraie fは、ミライエフォルテと読みます。メーカは日本の京セラとなっており、外観は大人向けスマホとほとんど変わりません。画面サイズも大きく、メモリ容量、バッテリーなども子供にとっては必要十分なスペックです。

では、このmiraie fのメリットとデメリットを徹底的にチェックしていきます。

miraie fのメリットとは?

auのmiraie fのメリットは下記の点です。

  • webのフィルタリング機能
  • アプリの利用制限
  • 防犯ブザー機能
  • 子供の居場所がわかる

【webのフィルタリング機能】

webサイトを見るときは、有害なサイトを自動でブロックしてくれます。また、フィルタリングレベルといって、フィルタリングの強度を三段階で設定することができます。下の画像のように小学生向け、中学生向け、高校生向けのフィルタリングを設定できます。

miraie_filter

【アプリの利用制限】

使用できるアプリを制限することができます。アプリ1つずつ許可設定できるので、親御さんの意向によって、制限を自由に行うことができます。

また、スマホ自体の利用時間を制限することもできます。例えば、20:00~21:00は勉強する時間だから、スマホを使えなくするなどの制限を行うことができます。

【防犯ブザー機能】

防犯ブザー機能がついていて、防犯ブザーをスマホから鳴らすと、位置情報およびカメラで自動撮影した周辺の写真もメールで保護者の方に届きます。ただし、EメールやGPS(位置情報)の利用には有料の「LTE NET」への加入が必要です(LTE NETはインターネットを利用するには必須なので標準で加入することになります)。

【子供の居場所がわかる】 

保護者のスマホから子供の場所を地図で確認することができます。こちらも「安心ナビ」という有料オプション(月300円)に加入することで利用できます。

miraie fのデメリット!それは月額料金!

miraie fは、子供向けの機能も充実していて、使いやすいスマホです。ただ、一番気になるのは、料金です。親としては、子供にいいスマホを持たせたい一方で、できるだけ月々の固定費を下げたいというのが本音ですよね。

miraie fの料金を下記に記します。

★miraie fの料金
機種分割代金: 月180円x36カ月
料金プラン: 月3224円(ジュニアスマートフォンプラン)
合計月額料金=3404円

機種代金は、毎月割と言う割引で、月180円という安さになります。ただし36カ月間支払い続ける必要があります。

上記プラン料金には、インターネットに接続できる「LTE NET」サービス(月300円)の料金も含まれています。また、ジュニアスマートフォンプランは、小学生以下でのみ契約できるプランとなります。通常のスマホプランの場合は、月に1000円程割高で契約することになります。

子供に持たせるスマホの料金として、月額3404円というのは、なかなか高いですよね。私としては、この料金でmiraie f を契約することはおすすめしません。これがmiraie fの最大のデメリットですね。

最後に、子供向けスマホ、特に、小学校~中学校、高校ぐらいの子供に最もおすすめのスマホとはいったい何なのか、説明したいと思います。

2019年現在:子供向けスマホのベストはコレ!

おそらく、このページにたどり着かれた方は、auで子供向けスマホをお探しになられていると思いますが、auというくくりをはずしてみませんか?

今は、大手キャリア(auやdocomoやsoftbank)以外にも格安の通信業者がたくさんいます。格安SIMのことです。格安SIMというと不安にお思いの方も多いと思いますが、圧倒的に安い料金で、従来通りスマホを使うことができます。

子供向けのスマホとして私がおすすめしている格安SIMは、TONEモバイルの「m17」という端末です。

子供向けの機能も充実していて、なおかつ、端末代金さえ支払ってしまえば、月に1000円程の料金に抑えることができます。データSIMプランを契約して、LINEなどの無料通話を利用すれば、通話料金も全くかかりませんので、月額料金が増える心配もありません。

また、スマホ端末「m17」は非常に子供のことを考えて作られた端末なので、小学生~高校生のお子さんにもピッタリのスマホとなります。一度、TONEモバイルのm17を子供のスマホとして検討してみてはいかがでしょうか。